個人研究

理科: 加藤 聡

理科: 加藤 聡

附属新潟小学校 4年目になりました。加藤聡(かとうさとし)です。

今年度も3年2組の学級担任です。

 

今年度の研究は、

『どうして』を追求する学習

現象の要因を捉える関係付け」です。

どうしてゴムカーは引っ張るほど遠くに走るの?

どうして糸電話はピンと張らないと音が聞こえないの?

どうして光を集めると目玉焼きが焼けるの?

どうしてスイッチを押すと豆電球が光るの?

子どもたちが目指すものを作成する過程で、現象の要因にぶつかるような比較物を提示し、要因に迫る「どうして」を引き出します。

そして、音や光、ゴムのエネルギーなどの概念を更新していきます。

 

楽しむだけで終わらない理科、

本質を見ようとする観察・実験、

作って考えることで概念を更新するものづくり

を目指して研究を進めていきます。

 

研究授業では、皆様からご覧いただきたくさんのご意見をいただきたいと思っております。

また、授業参観や各種研究会へも喜んで参加いたします。ご連絡ください。

 

kato@fusho.ngt.niigata-u.ac.jp

 

分散登校開け,理科の授業どうする?3年理科「かげと太陽」

2020.05.26

分散登校が開け,本格的に学習指導が始まります。

①事象との出会い→②課題把握→③予想→④実験計画→⑤実験・観察→⑥結果→⑦考察→⑧結論の学習過程のうち、どこを大切にして理科の授業を行いますか?

「時間がないから、いきなり実験の説明をして実験しよう」

「結果を見せて、考えさせよう」

これでは、かげのでき方と太陽の動きについての考えをつくり上げることはできません。自分の中にかげのでき方についての考えがあり、それが他の考えと比較することが必要です。そうすることで、かげと太陽の動きについて自分の中で考えを更新していきます。

ポイントは次の3つです。

①単元の核となる学習課題は、前時のうちに作っておく。

②予想を話し合い、相手の考えは「同じ」か「ちがう」かを問い掛ける。

③自分たちで確かめられる予想をつくる。

せっかくみんながそろって授業できるのだから、話し合って考えを作り上げていく授業を大切にしていきたいと思います。

3年生理科「たねをまこう」オンラインで添削し、評価する

2020.05.08

臨時休校中、子どもができることはないかを考え、たねの観察を行うことにしました。ヒマワリとホウセンカの種を持ち帰らせ、観察カードに図と文で気付いたことを書かせます。比較を促し、共通点や差異点に目を向けるよう、1枚のカードに2つのたねを並べて書くようにしました。

子どもたちは、観察した後家庭で種をまき、観察を始めました。

スライド2

その後、下のカードを配布し、たねから花がさくまでを5つの場面に区切って、どのように育つ余暇を予想させました。子どもは、「葉が増える」、「茎が伸びる」、「つぼみができる」、「芽が出る」などの順番を予想するとともに、まだ、分からないところがあることに気付き始めていきました。

初等教育研究会 「きみにとどけ」

2019.12.28

 来年度から,3学年理科では,新単元「音の性質」が全面実施となります。音が出ているときはものが振動していること,音が伝わるときは,振動が伝わっていくことを学習します。

「教科書には,太鼓を使っているけど,ほんとに振動は見られるの?」

「糸電話は,どう扱えばいいの?」

など,実際にやってみると,まだまだ分からないところが見えてきます。

 本実践では,子どもたちは,「どうする」「どうして」「どうなる」という3つの疑問を行ったり来たりしながら,音の性質を捉えていきます。

 糸電話を作成し,どうすればよく聞こえるかをさぐっていくと,子どもたちは,「どうしてよく聞こえるのだろう」と音が伝わる仕組みに目を向け始めます。

 初等教育研究会では,数種類の糸を使って音を聞き比べます。よく聞こえる糸には,どんな「ひみつ」があるのか,聞こえない糸を聞こえるようにするには,どうすればいいのかを考えていきます。

 子どもは,様々な方法で音を確かめようとし,よく聞こえる糸と,聞こえない糸を比較して,音が伝わる仕組みを見いだしていきます。

 初等教育研究会では,たくさんの皆様からご意見をいただき,来年度から始まる「音の性質」の授業を,より確かなものにしていきたいと思います。

現象と方法を要因でつなぐ理科授業

2019.08.18

プロペラカーを作ろう-ゴムの働き-

 今年度は,「現象」と「方法」を「要因」でつなぐ授業を目指します。ものづくりには,目的となる「現象」があります。それを達成するために,これまで学習した資質・能力を発揮してどのようにしたらよいかという「方法」を考えます。その理由を説明するときに,物の性質や働きといった「要因」を用いて説明するのです。

 プロペラカーは,これまで学習してきたゴムカーと同じようにゴムの元に戻ろうとする力で動きます。元に戻ろうとする力が強くなるにはどうしたらよいかを考えます。

 プロペラカーで遊んだ子どもに,太くて短いゴムと長くて細いゴムで作ったプロペラカーを提示して,どちらのゴムか見えないようにして100回巻いて走らせます。すると,片方はギュンと走って遠くまで走ります。その後,2本のゴムを提示して,どちらが遠くまで走ったかと問います。

子どもは,これまでのゴムカーを走らせたときのことを想起して,ゴムの元に戻ろうとする力が強くなるから,太い方が走るなどと予想をもちます。そこで,プロペラとゴムのみを与え,ゴムの元に戻ろうとする力が強くなったのかを確かめさせます。どこを見ればいいかを尋ねると,ゴムの張り具合,プロペラの回る速さ,ゴムの団子,ゴムの音など様々な視点で,ゴムの力を調べました。

そうすることで,【遠くまで走る(現象)】ためには,【太くて短いゴムを使う(方法)】なぜなら,【プロペラが速く回って,元に戻ろうとする力が強くなったからだ(要因)】と現象と方法を要因でつないで,プロペラカーが遠くまで走る仕組みを説明することができました。

 詳しくは,指導案やN-PORTをご覧ください。

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