個人研究

国語科: 桑原 浩二

国語科: 桑原 浩二

 桑原浩二と申します。当校6年目となりました。研究教科は,国語科です。

 

 昨年度から「読むこと」(説明的文章)を中心に研究を行っています。今年度は,第6学年の「読むこと」にチャレンジします。入門的な「論理国語」の授業を実践できればと考えています!

 

 また,一人一台のタブレット端末を活用した「書くこと」の研究を継続します。GIGAスクール構想の導入により,「書くこと」の学習は今,大きな転換期を迎えています。

 

 国語科の本質は何か。自分の思いや考えを言葉で伝えるコミュニケーションだと考えています。初等教育研究会では,自分の思いや考えを伝え合う子どもの姿をご覧ください当ホームページでは,研究授業の様子や指導案等随時upしていきます!多くの皆様からご批正をいただければ幸いです。どうぞ,よろしくお願いします。

 

〈↓メールをお待ちしております↓〉
kuwabara@fusho.ngt.niigata-u.ac.jp

6年説明文「時計の時間と心の時間」

2021.09.06

 今年度も6年生の説明文の学習を研究しています。6年生の教科書には,自分の生き方を考える説明文が散見されます。これは,卒業を控え,中学校を目前にした6年生の発達段階にふさわしい構成といえます。
 そこで,春先から子供と一緒に卒業までのこの一年間で,説明文の学習を通し,「自分の生き方を見つめること」を目標として共有しました。これには,絶対解はありません。一人一人の将来設計によって異なります。年間を通して,友達との対話,自問自答を繰り返すことによって,その目標に一歩一歩近付いていくと信じています。このように,意義のある太い文脈を走らせたうえで説明文の学習を差し込んでいく授業デザインを構想し,実践を蓄積しています。読みの目的が明確になるため,子供が主体的かつ対話的に読み進められるのではないかと思っています。
 今回は, 1学期に実践した説明文「時計の時間と心の時間」の授業についてご紹介します。この教材は,子供が共感でき,理解しやすい内容になっています。
 一方で,「私たちに必要なのは,心の時間を頭に入れて,時計の時間を道具として使うという,時間と向き合うちえなのです」といった筆者の主張を真に理解することには,難しさがあります
 本単元では,グループでの対話を重視し,筆者の主張に対する自分の考えをまとめることに重点を置きました。筆者が放つメッセージに対して自分はどう考えたのか。様々な情報から自分の考えを形成していく資質・能力が,これからの令和の時代を生きる子供に必要であると考えています
 皆様からのご意見,ご感想をお待ちしております。
 秋・冬の初等教育研究会でお会いしましょう!
 
 次回は,6年物語文「やまなし」 の授業についてご紹介します。

<1時間目>
<2時間目>
<3時間目>
<4時間目 本時>

タブレット端末を活用して書いて伝えてみよう~2学期が始まる前に~

2021.08.23

 この夏休みに,一人一台のタブレット端末を家庭に持ち帰ったお子さんが多くいることかと思います。自分の思いや考えを書いて伝えられる人は,生活を豊かにできると信じています。
 そこで,2学期が始まる前に夏休みの集大成として,タブレット端末を活用して文章を書いてみてはいかがですか。以下に,簡単なやり方を示します。
 すでに2学期が始まっている場合でも,タブレット端末で文章を書き続けられる習慣を身に付けるために,取り組んでみてはいかがでしょうか。  
 自分のために,未来のために,親子でトライ!おすすめですよ!    

<タブレット端末を活用した文章書きのやり方>
①タブレット端末で,ロイロノートを開く。
②国語等で「ノートを新規作成」にし,名前を自由に付ける。
③青色の画面になったら,テキストを開く(白がおすすめ)。
④テキストを開き,「ここから文字を入力」をタッチする。
⑤「縦」をタッチして,縦書きにする。
⑥フォントの大きさの左にある「文字揃え」をタッチして,右上から書けるように設定する。
⑦文章を入力する。
【題材】夏の思い出,この夏一番の○○,2学期に取り組みたいこと等
⑧ある程度,文章が入力できたら自分で読み返す。下掲の「文章を練り上げるためのポイント」を参考に,文章をよりよくパワーアップさせる。
⑨おうちの人,または兄弟姉妹から読んでもらい,もう少し具体的にすべきところがあるか等のアドバイスをもらう。
⑩アドバイスを参考にして,最終的な文章に仕上げる。

<長続きするためのポイント~お子さん編~>
・文章量は気にしない。短文でもよし!
・完璧な文章に仕上げようと思わない!
・最後まで書き終わっていなくても,15分を過ぎたらそこで終わりにする!ただし,自分で「まだ書きたいな」と思えば,続けてもよし!
・自分が思ったことや感じたことを素直に表現する!
・1回でも書けたら素晴らしい。続けられたら,よりよい自分になれるよ!

<長続きさせるためのポイント~おうちの方編~>
・書けたことを大いにほめる。温かく見守ることが大前提。
・可能なときは子供の文章に目を通して,前向きなアドバイスをする。
・完成した文章を家族で共有する(素敵なところを伝え合う,食卓の話題にする,よく目にする場所に掲示する,1冊の文集にしてあげる等)。

☆文章をよりよくするために参考にしてください☆

GATA-KEN15 1年国語の指導案を公開します

2020.10.14

GATA-KEN15で公開する国語授業(1年説明文の「うみのかくれんぼ」)の指導案です。授業動画をご覧になる方は,指導案も一緒にご覧ください。

国語科 1年「くちばしクイズをつくろう」 ~ワークシート付き~

2020.09.02

 7月21日(火)に,国語科の指定研究授業「くちばしクイズをつくろう」を行いました。説明的文章「くちばし」(光村図書)は,鳥のくちばしについて,問答形式で分かりやすく説明してあり,クイズに答えているような楽しい気持ちで学習することができる教材です。 本単元では,「くちばし」を読んで一番驚いたことを認め合い,自分の考え(誰の考えに共感したか+その理由)を自分の言葉で友達に伝わるように表現する子供の育成を目指しました。
 本単元には,次の二点の価値があります。一点目は,説明的文章の基本の構成を理解できる価値です。 教科書の見開き左ページに,「これは,なんのくちばしでしょう」という文と絵とによる「問い」があり,ページをめくると,次の見開きの右ページに「これは,○○のくちばしです」と「答え」とがあります。くちばしの種類ごとに,「問い-答え」の構成が三度繰り返されています。「答え」に続く文も「くちばしの使い方」「何を食べるか(餌)」という説明が同じ順序で書かれています。「問い」に対する「答え」,その「説明」といった構成は,本単元以降の説明的文章においても基本の構成です。そのため,異なる内容の説明が同じ順序で述べられている教材文「くちばし」を読むことは,説明的文章を初めて読む子供にとって,違いを比べやすく理解しやすいといえます。
 二点目は,相手に伝えることの楽しさを実感できる価値です。上掲のとおり,本単元では,「事物の仕組みを説明した文章などを読み,分かったことや考えたことを述べる活動」といった言語活動を設定しました。分かったことや考えを述べるためには,文章から情報を正確に読むことが前提です。教材文「くちばし」で説明されている事柄を正しく読むことが相手に事柄を説明する第一歩となります。さらに,全校の友達に楽しんでもらうために鳥のくちばしクイズを作るといった読みの目的(文脈)があるため,子供は,友達に進んで伝えようとします。このように,自分が作ったくちばしクイズを友達と伝え合うことで,子供は,相手に伝える楽しさや嬉しさを実感できます。
 本単元の指導案の他にも,「くちばしクイズ」を作るためのワークシートも付けました。ぜひ,ご活用ください。

国語科 1年「ぶんをつくろう」 ~絵日記シート付き~

2020.05.29

 入門期の「書くこと」指導でお困りの方はいませんか?特に,この時期の1年生にとっては,ひらがなの習得に個人差があります。限られた時間の中で,子どもの「書くこと」に関する資質・能力を育成させるためには,学校と家庭とを連動させた指導が欠かせません。

 学校は,話し合ったり議論したりして最適解を見出す場です。一方,家庭は,発表練習をしたり文章を書いたりして自分の考えをまとめる場です。学校での学びと家庭での学びとをすみ分けることで,短時間でも習熟を図ることができます。

 どの学年よりも言葉を吸収する1年生。書いて伝える喜びを感じさせてあげることが,子どもの財産になると信じています。

2月6日(木),7日(金)初等教育研究会「思いが届くその日まで」-言葉のタイムカプセル-

2020.01.20

 今年度の初等教育研究会が近付いてきました!全国の先生方,学生の皆様,参加申込をされたでしょうか?悩まれている方は,ぜひ,国語科4年(B)の「書くこと」の授業をご覧いただければ幸いです。本学級では,一人一台のタブレット端末&外付けキーボードで,文章を作成しています。実生活・実社会を見据えた取組です。これまでとは異なる単元デザインでの「書くこと」の授業を提案します。研究のキーワードは,「学習過程の選択・判断」「個別最適化」です。皆様のご来校を心からお待ちしております!

「附属新潟式」原稿用紙~低学年用~

2019.12.27

  以前,低学年を担任していたときに活用していた原稿用紙です。先生方だけでなく,一般の方からもご要望をいただき,再び掲載します。冬休みの課題としても使えますよ!なお,中・高学年用の原稿用紙は,以下にあります。お使いください。

国語科「書くこと」キーボード入力のすゝめ

2019.12.10

 国語科の授業では,先にお伝えしましたとおり,タブレット端末を活用した学習を進めています。タブレット端末で文章を入力すると,その後の加除修正等が簡単にできます。「子どもに書き直しをさせることは酷なこと」だと思っていませんか?確かに,「書くこと」に対して苦手意識のある子どもは,書き直しに抵抗があるかもしれません。しかし,どの子どもも,よりよく書き表したいと願っているのです。そこで,タブレット端末とともに,キーボードがあると,さらに文字入力が速くできます。自分の文章を主体的によりよく書き表せるため,子どもは,キーボード入力の有用感を得ています。

国語科「書くこと」におけるタブレット端末の活用

2019.11.20

  子どもが文章を記述する際には,原稿用紙を使うことが一般的だと思います。本学級では,以前ご紹介した「附属新潟式」原稿用紙を使用しています。それだけではなく,「書くこと」の学習において,タブレット端末も活用しています。つまり,「附属新潟式」原稿用紙とタブレット端末との両輪で授業を展開しているのです。どちらにもよさがあります。タブレット端末に文章を入力すると,段落の入れ替えや表現の加除修正等が容易にできます。小学生のうちからタブレット端末を活用し,文章が作成できることは,実生活・実社会において必ず役に立つことだと信じています。

タブレット端末を用いて子どもが作成した「東京2020オリンピック丸分かりガイドブック」です!

4年 国語科「もしものときの防災ブック」を作ろう

2019.11.06

  先日,「書くこと」の授業「もしものときにそなえよう」(光村図書「国語四下はばたき」)を行いました。本単元は,「書くこと」の「感想・意見」の系統として位置付けています。子どもは,「台風」「大雨」「雷」「津波」「火山の噴火」などの自然災害から特に詳しく知りたいテーマを一つ決め,文章を書き表しました。全員の文章を一冊にまとめ,「もしものときの防災ブック」を作りました。防災ブックを家庭に持ち帰り,家族と共に読み味わうことで防災への意識を高めます。自然災害への備えに対する考えを伝えるために,自分の考えとそれを支える理由や事例(考えるきっかけになった出来事,調べて分かったこと等)との関係が明確になるように書き表すことがねらいです。

  これまでご紹介してきたとおり,「書くこと」の学習において,子どもが自分に必要な学習過程(「題材の設定,情報の収集,内容の検討」「構成の検討」「考えの形成,記述」「推敲」「共有」)を選択・判断することが大切だと考えています。これは,コンピテンシー・ベイスに改訂された学習指導要領の基本方針とも合致します。子どもは,読み手からの評価を基にして必要な学習過程を選択・判断し,学習過程を往還すること(行きつ戻りつすること)で思考し,コミュニケーションを図るのです。

  本単元は,「書くこと」の「感想・意見」の系統として位置付けています。子どもは,「台風」「大雨」「雷」「津波」「火山の噴火」などの自然災害から特に詳しく知りたいテーマを一つ決め,文章を書き表しました。全員の文章を一冊にまとめ,「もしものときの防災ブック」(以下,ブック)を作りました。ブックを家庭に持ち帰り,家族と共に読み味わうことで防災への意識を高めます。自然災害への備えに対する考えを伝えるために,自分の考えとそれを支える理由や事例(考えるきっかけになった出来事,調べて分かったこと等)との関係が明確になるように書き表すことがねらいです。

<本実践の板書> 1時間目~5時間目

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