個人研究

図画工作科: 尾形 美穂

図画工作科: 尾形 美穂

尾形 美穂(おがた みほ)と申します。

附属新潟小学校5年目です。
今年度は,級外になりました。

高学年と低学年の複式学級,3年生,4年生,5年生の図画工作の授業を主に担当します。

各学年の発達段階に応じて,材料や道具,題材を考えることができることにわくわくしています。

子どもが思考力・判断力・表現力を発揮し,形や色のよさを生かして,つくりだす喜びを感じることのできる題材や授業について実践を通して,探究していきます。

今年度も昨年度同様に,できる限りプチ実践を更新していきたいと思います。

お気軽に,ご意見ご感想をお寄せください。

お待ちしています。

mail : ogata@fusho.ngt.niigata-u.ac.jp

自宅での学習をどう見取り,どう評価するか?

2020.05.07

☆高学年:色と形のよさを生かして「万華鏡の世界」☆

今回の臨時休業に入る直前に,自宅学習として,はさみとのりと折り紙でできる図画工作の学習を紹介しました。その概要は,次のとおりです。
※詳細は,前回の掲載内容をご覧ください。



学習したことに対し,子ども達に付けたい力を評価することは,教室での学習と同様に大切にしなければなりません。図画工作科の評価は,完成した作品を評価するのではなく,製作の過程における資質・能力の発揮を見取り,評価することが大切です。自宅で製作していることをどう評価するのか…実際に目の前で製作しているわけではないので,子どもの様子やつぶやきなどを見取ることができない難しさがあります。

【資質・能力】
知識・技能   :色や形の効果を生かして,工夫している。
思考・判断・表現:色や形の構成の美しさをどのように表すか考える。

タブレット端末を活用し,予定表の時間内でできた作品の写真を提出させることにしました。
製作中の作品を前回提出された作品とを比較し,変容を見取り,振り返りと照らし合わせて,評価することができると考えました。


下掲の作品は,左が休業前までの作品で,右が自宅学習での製作途中1回目に提出された作品です。

作品を比較するだけでも,子どもが自分の思う美しさを探究しながら,どんどん工夫していることが分かります。振り返りの文章を読むと工夫した意図も見取ることができます。

その過程に価値付けのコメントを付けて返し,続きの製作における知識・技能,思考力・判断力・表現力だけでなく,創造活動に向かう態度を発揮させることにもつなげています。

今後も子どもの学習を支える評価の在り方を工夫していきます。



自宅学習として,はさみとのりと折り紙でできる図画工作

2020.04.20

☆高学年:色と形のよさを生かして「万華鏡の世界」☆

 新型コロナウイルス感染拡大防止対策として,各地域で学校の臨時休業が実施されています。国語,社会,算数,理科などは,学習プリントやタブレット端末などを活用して自宅学習の課題が出ています。図画工作でも自宅学習として製作活動できないかと考え,授業を行いました。

 それは,万華鏡の世界を簡単な材料や道具で表現する題材です。使用する材料と道具は,はさみとのりと折り紙です。自宅でも簡単に使える材料や道具です。

 万華鏡は,色や形が規則性をもって,美しく表現されています。算数の対称図形に通じるところもあります。子どもに万華鏡の写真を見せたところ「わぁ,きれい」と歓声があがりました。子どもに「万華鏡の美しさの秘密は,何だと思いますか」と問うと子どもは,色や形に着目し,色の組み合わせや形の配置について語り始めました。

 どのような手順で,製作を始めたのか簡単に画像でご紹介します。

①折り紙を四等分にした小さな折り紙の切り紙をつくります。
 最初に切り紙をつくることで,その形の美しさに,自分でもできそうだと子どもは意欲的になります。

②できた切り紙を中心に貼ります。そのまわりを様々な色の形を配置して貼っていきます。
 折り紙を折る回数によって,同じ形ができる枚数が違います。形は単純な形です。図画工作に苦手意識が出てくる高学年の子どもでも単純な同じ形を複数枚つくることができます。

 この題材は,「どのような形にするか?」「どのような色にするか?」「どのように色や形を配置するか?」「同じ形が何枚いるか?」など多くのことに思考を巡らせ,自分の工夫した美しい規則性に従って製作をしていくよさがあります。

 そして,工夫した規則性には,それぞれの美しさがありました。子どもは,夢中ではさみを動かし,製作していきました。製作途中の作品の一部をご紹介します。

 製作に見通しをもった子どもに,一人4枚折り紙を持ち帰らせ,続きを自宅学習で完成させてくることにしました。「先生からもらった折り紙で足りなくなったら,家にある折り紙を使ってもいいですか」と言ってくる子どももいました。包装紙や広告,読まなくなった雑誌などを使っても面白いですね。

 どんな作品ができあがってくるか楽しみです。

 色や形のよさを生かして,自分にとっての美しさを探究する機会になればと思います。

ありがとうございました。来年度もよろしくお願いします!!

2020.03.31

☆お話劇場の完成作品☆

うちゅうレストラン

おかしの町
ふしぎなさかなのいるうみ
ふしぎなほたるの森
ふしぎな空のおはなし

にじの空のレストラン

なかまの森

 初等教育研究会にご参会いただいた皆様,尾形のホームページをご覧いただいた方々,ありがとうございました。令和元年度が終わり,新年度がスタートします。これからも子どもがつくる喜びを味わうことのできる楽しい図画工作の授業を追究していきます。来年度もよろしくお願いいたします。

初等教育研究会:1の2どうぶつランド ~「たまごからうまれたよ」お話劇場~

2020.01.17

☆「A表現」の絵と立体を組み合わせた題材を提案します。

 本題材は,国語科の「おはなしをつくろう」という単元との教科横断的に構想しました。子どもは,国語科の「おはなしをつくろう」という単元での「話を構成する力」「場面の様子,登場人物の行動や気持ちを捉える力」という思考力・判断力・表現力の資質・能力を発揮して,楽しいお話を考えたいという思いをもちます。考えるお話の面白さが伝わるように,図画工作科の題材で,登場人物やお話の舞台を絵と立体とで製作します。「お話の面白さを伝え,楽しんでもらうための表現活動」ということが題材を貫く目的です。

 上掲の写真は,子どもと共に学習してきた一部です。4月から様々な材料や道具に触れさせ,それぞれの使い方による表現の効果を生かす資質・能力を育成してきました。そして,本題材のような大題材においては,お話の世界を絵で表す題材と生活科で飼育しているモルモットへの愛着を立体で表す題材を学習しています(詳細はHP掲載の「附属アートミュージアム①」と「附属アートミュージアム②」をご覧ください)。いずれも,お話の登場人物やモルモットの製作からスタートし,その周辺の背景など,次から次へと課題を設定し,製作活動を積み重ねながら作品完成(課題解決)を目指しました。このような大題材を通して子どもが,対象のイメージを膨らませ,段階を経ることで,資質・能力を繰り返し発揮できるように,年間指導計画の見直しと題材の指導計画を構想することとで資質・能力の育成を図ってきました。子どもは,自分のイメージと表現したいこととを関連付けて工夫しながら,絵や立体に表すことは経験しています。しかし,絵と立体を総合的に合わせて完成を目指すのは,本題材が初めてです。

 当日は,お話の舞台づくりを中心に公開します。子どもが,目的に向かって,発想・構想を更新しながら,学びを生かし,材料や道具を工夫する姿を見にいらしてください。

季節の記録型カレンダーづくり:2学期 ~生活科と図画工作科のコラボレーション②~

2019.12.30

☆2学期もカレンダーづくりを行いました☆

※題材の意図など詳細は,1学期のカレンダーづくりの記事をご覧ください。

8月:成長の跡,手形とクレヨンの技,素敵な「8」の文字

9月:モルモットと一緒の写真とクレヨンで素敵な「9」の文字

10月:落ち葉のこすりだしとクレヨンで素敵な「10」の文字

11月:音楽の色と形,クレヨンで素敵な「11」の文字

11月は,当校の音楽発表会「附属ミュージックステーション」がありました。

12月:クリススリースとクリスマスツリー,クレヨンで素敵な「12」の文字

三角形を並べてツリーやリースを表現しました。

 2月6日・7日は,初等教育研究会です。実践を積み重ねてきました。子どもは,その中で資質・能力の発揮と自覚を繰り返してきました。当日は,育成された資質・能力を子どもが発揮し,つくりだす喜びを味わいながら,創作活動に没頭する姿をご覧いただきたいです。そして,皆様からご意見をいただきたいと思います。お待ちしています。

 当日の授業の内容は,近日ホームページに掲載します。ご覧ください。

 3学期も実践を積み重ねていきます。ホームページも更新しますので,どうぞご覧ください。


発見!!身の周りの色や形

2019.12.30

☆タブレット端末のカメラ機能を使った鑑賞の学習です☆

 下の写真は,子どもが撮影したものです。あるものの一部です。これは,何の一部でしょうか?

 正解は,非常ベルの上にあるランプです。

 子どもは,この色や形を「○の色が(内側にいくにつれて)変わっていってきれいです。○の形も小さくなっていくところが気に入りました。」と話していました。

 学習指導要領にも生活の中の造形的な面白さ美しさについて,目を向けることについて述べられていいます。

 この題材の学習で,身の周りの色や形で面白いと思ったものをタブレット端末で撮影し,クイズを出して,鑑賞し合いました。

 探すとき子どもは,身の周りにあるものの一部分に着目しています。ズームの目で見ているのです。自分が面白いと思ったものの全体像を撮影し,クイズを出すときは,ズームで出します。次の写真も子どもが撮影したものです。これは,何だと思いますか?

 規則正しく美しいです。正解は…

 教室にある作品の乾燥棚です。子どものズームの目とその見る角度に感心しました。クイズを出し合いながら,いろいろな色や形の面白さを鑑賞し合いました。

カラフルかめさんのこうら ~えのぐのいろじっけん~

2019.12.30

☆絵の具の混色の学習です☆

 題材は,絵の具の混色の学習です。亀の甲羅を白・黄・赤・青の4色でカラフルにするという学習課題を設定しました。子どもは,「ぶどうの紫色の時みたいに色を混ぜればいいよ。」と発言しました。自分の知ってる様々な混色のパターンを発言しました。最初の4色と合わせて9色できました。でも亀の甲羅は,15個あります。15色必要です。「どうしますか?」と問うと黒板に書かれてある混色でできた色同士の混色を発言しました。でもそれって「きれいなのかな?」という疑問が子どもから出てきました。すると「ぶどうの時みたいに,赤紫とか青紫とかいろいろな種類の紫をつくったみたいにすればいいんじゃないかな。」「絵の具の混ぜ方を多くしたり少なくしたりすればいいんだ。」課題解決のために学んだことを生かせそうだと見通しをもった姿です。実際にパレットで混色実験をしました。混色で失敗した色は,塗らないことにしました。試して実験しないとどんな色になるか分からない「えのぐのいろじっけん」になりました。

附属アートミュージアム③ ~異学年グループ造形活動~

2019.12.04

☆みんなでえがこう!!「なかよしの木 ~IN 附属の森~」☆

 当校では,「附属アートミュージアム」という図画工作の平面作品と立体作品を展示したり,異学年でのグループで造形活動をしたりする学校行事があります。

 異学年での造形活動についてご紹介します。1年生から6年生まで,12~13名ぐらいで構成されたなかよし班というグループで附属アートミュージアム当日に造形活動を行います。子どもは,みんなでつくる楽しさや協力してつくる素晴らしさを学ぶことができます。そして,この造形活動で協働性を育んでいます。  

 今年度のテーマは,「なかよしの木 ~IN 附属の森~」です。なかよし班のメンバーで遊んだり,楽しいことをしたり「あったらいいなこんな木」をみんなで考えながら,縦2m,横90cmのタイベック紙という建材の壁紙に表現しました。

 製作の様子を簡単にご紹介します。

 事前に児童朝会で,テーマや実行委員による参考作品を披露します。また,担当の私から,製作のコツや注意点などの説明もします。そして,当日までに,自分たちの木のテーマについて班で話し合ったり,木の枝や幹を描いたりしておきます。

 本番では,下の写真にあるように限られた材料で,造形活動を行いました。これらの材料は,どの学年でも扱いやすい材料や道具です。子どもは,限られた材料の中でテーマに合わせて,助け合ったり,教え合ったりしながら,様々な工夫をすることができました。

 実際の製作の様子と各班の作品の一部を写真でご紹介します。

自分の顔写真を貼って,自分のことは,自分で自由に描きます。
これは,木のどこに自分を配置するか決めているところです。


材料を使って,テーマに合った木の葉などをつくっているところです。

 各班の「なかよしの木」36本が展示されると下の写真のように森ができました。

 どの班の木も個性豊か,楽しい木が集まり,素敵な森が完成しました。

 簡単ですが,ご紹介させていただきました。グループの造形活動の実践に興味・関心がある方は,尾形までぜひ,ご連絡ください。

附属アートミュージアム② ~1年生平面作品~

2019.12.04

☆イメージを膨らませて「いっしょにおよごう! Sea パラダイス」 -“にじうお”となかまたち- ☆

 当校では,「附属アートミュージアム」という図画工作の平面作品と立体作品を展示したり,異学年でのグループで造形活動をしたりする学校行事があります。

 平面作品は,物語「にじいろのさかな」を絵に表すことと身近なものを使って形を写す活動を組み合わせた題材です。

 題材を組み合わせることで,経験上の形や色の固定概念にとらわれずに,自分のイメージの具現化を目指し,子どもが資質・能力を発揮することをねらいました。

※ 指導計画(PDF)を掲載していますのでそちらをご覧ください。

どんな「にじうお」にしようかな…

 国語の本に親しむ学習で「にじいろのさかな」について,場面の様子,登場人物の行動や気持ちを捉える学習をしました。

 そして,「にじいろのさかな」のお話の素敵な場面を附属アートミュージアムで絵にして伝えようと題材を学習する目的と題材のテーマを共有しました。さらに,お話の素敵な場面を選択し,絵で伝えたい自分なりのイメージをもつことができました。「にじうお」が,みんなにウロコを分け,みんなと仲良くなった場面を子どもは選択しました。そして「にじうお」をネームペンとオイルパステルで描きました。


物語の海の世界を…

 「海の世界」を描くのに幅90cm,長さ10mの白画用紙を3本提示しました。この広さの白画用紙を提示したのは,自分のつくった「にじうお」になりきって海を泳がせ活動をするためです。なりきって動作化することで,「にじうお」の姿だけだったイメージを気持ちや場面の様子にまでイメージを膨らまさせ,伝えたいお話の場面と自分のイメージとを関連付けての発想・構想を促すことができると考えたからです。
 子どもは,自分のつくった「にじうお」になりきって紙面上で,「にじうお」と一緒に泳いでいました。そして,友だちと「にじうお」が住む海の世界について会話しながら,海の世界のイメージを膨らませていました。

 膨らんだ「海の世界」のイメージをカードに書き,学級で共有しました。

子どものイメージカードです

 いよいよ物語「にじいろのさかな」の「海の世界」を身近なものを使って形を写して表現する活動に入りました。 

  提示した絵の具の色は,イメージカードに書いたことを学級で共有したときの子どもの発言した色にしました。身近なものは,子どもが知っている道具であり,どんな風に使うか予測でき,工夫できるものを提示しました。

 子どもは,広い画面に様々な色で身近なものの使い方を工夫しながら,「海の世界」を表現していきました。 


 広い海の世界ができたあと,伝えたい素敵な場面を完成させるために,気に入ったところを選ぶことにしました。四つ切りの枠を一人一人の子どもに渡しました。

 子どもは,自分の「にじうお」を画面において,自分の描いたところで気に入ったところを選びました。

「にじうお」の友だちは…

 選んだところを切り取って,自分でつくった「にじうお」を貼りました。貼ったところで子どもは「友だちをかいてもいいですか」と言いました。そのような子どもに,友だちと仲良くなった様子を伝えるための製作活動を促しました。イメージカードに書いていたタコやカメ,クラゲ,いろいろな魚たちなど海の生きものをオイルパステルで描いて仕上げました。下の写真は,子ども達の作品の一部です。

 広い白い画面で,体全体を動かし「にじうお」になりきることで,子どもは「にじうお」の住む「海の世界」のイメージをどんどん膨らませていきました。主人公の「にじうお」づくりの製作活動,「にじうお」の住む「海の世界」の製作活動,「にじうお」と「海の世界」とを合わせての製作活動と3段階の展開に構想しました。段階を経るごとに子どもは発想・構想を更新させて製作していきました。

 附属アートミュージアムでは,物語「にじうおのさかな」の素敵な場面が伝わる絵を展示することができました。

 この実践は,研究実践としてその詳細を今年度の研究紀要に掲載します。

研究を積み重ね,目指す子どもの姿を更新しました。

 イメージを膨らませながら表し方を工夫することで,自分の思いを実現する子ども

 ぜひ,このような子どもの姿を見に初等教育研究会にいらしてください。授業と紀要とを併せてご覧ください。たくさんのご意見をいただきたく思います。お待ちしています。

附属アートミュージアム① ~1年生立体作品~

2019.12.04

☆ボックスアート「いっちゃん・あいちゃんドリームハウス」☆

 当校では,「附属アートミュージアム」という図画工作の平面作品と立体作品を展示したり,異学年でのグループで造形活動をしたりする学校行事があります。


  下の写真は,当校の1年生が生活科の学習で飼育しているモルモットの左「いっちゃん」と右「あいちゃん」です。

 1年生の立体作品は,生活科の生きもの学習で飼育している大好きなモルモットと住むお家をお菓子の箱とデザイン造形紙でつくりました。子どもは,生活科の学習でモルモットの「いっちゃん」と「あいちゃん」をよく観察し,それぞれのモルモットの性格や餌の好みなどを熟知していました。

 大切に飼育してきた「いっちゃん」と「あいちゃん」のことを考えて,一緒に住むお家をつくることにしましたが…

 子どもの中では,目の前のモルモットの「いっちゃん」と「あいちゃん」と「箱」と「お家づくり」とがつながらず,イメージがもてていない状態でした。ですから当然,何をつくろうかなどといった発想・構想を働かせる状態ではなかったのです。

「いっちゃん」「あいちゃん」をつくろう!!

 まずは,「いっちゃん」と「あいちゃん」をつくらせました。デンプンのりを液状にしたものと新聞紙と習字紙でつくりました。新聞紙を10㎝ぐらいの卵の形に丸めて,マスキングテープで固定しました。液状ののりにたっぷり浸した習字紙を1枚1枚丁寧に貼っていきました。

 少しずつ「いっちゃん」と「あいちゃん」が形になっていくことに,子どもたちは,わくわくしながらつくっていきました。のりが完全に乾いてから,オイルパステルで毛の色を着色したり,デザイン造形紙で耳を付けたりしました。

 かわいい「いっちゃん」と「あいちゃん」の仕上がりに子どもは,大満足。「早くお家もつくりたい!!」と口々に言い出しました。「いっちゃん」と「あいちゃん」と「箱」と「お家づくり」がつながった瞬間です。下の写真は,子どもがつくった「いっちゃん」と「あいちゃん」です。

こんなお家をつくりたい!!

 「いっちゃん」と「あいちゃん」ができたので,いよいよお家づくりです。

 箱の中に(お家に)どんなものをつくりたいか子どもの中では,ほぼ決まっていました。一緒に住むお家ですから,飼育小屋ではありません。でも,どんなふうにつくったらいいのか分かりません。学年の子どもを集めて,子どもがつくりたいと思うものを想定し,実際にいくつかつくって見せることにしました。私がつくって見せている途中で「あっ!?わかった」とつくり方に気が付く子どもたち。「続きをやって見せて」と前に出てやってもらいました。

 こうやって,つくり方に見通しをもった子どもは,箱の中に階段や滑り台,椅子やテーブルなどをデザイン造形紙でつくったり,紙粘土で「いっちゃん」と「あいちゃん」の大好物の食べ物をつくったりしました。下の写真は,子どもがつくった作品です。

 それぞれ楽しい「ドリームハウス」ができました。

 子どもは,モルモットの「いっちゃん」と「あいちゃん」をつくったことで,イメージをもち,子どもにつくりたいという思いをもたせることができました。子ども達は,箱から自分のつくった「いっちゃん」と「あいちゃん」を出しては,また入れるを繰り返しながら,発想・構想を更新して,材料を工夫し,上の写真のようなお家をつくっていきました。

 附属アートミュージアムでは,それぞれの思いがつまった楽しいお家を展示することができました。

このページのトップへ