個人研究

図画工作科: 尾形 美穂

図画工作科: 尾形 美穂

尾形 美穂(おがた みほ)と申します。

附属小学校4年目です。
今年度は,1年2組の担任になりました。
研究教科を図画工作科に改め心機一転がんばります!!

子どもが,表す過程を楽しみ,つくりだす喜びを感じ,図画工作科の授業が大好きになる子どもを目指します。

研究授業は,もちろん,普段のプチ実践も更新していきたいと思います。

お気軽に,ご意見ご感想をお寄せください。

お待ちしています。

mail : ogata@fusho.ngt.niigata-u.ac.jp

初等教育研究会:1の2どうぶつランド ~「たまごからうまれたよ」お話劇場~

2020.01.17

☆「A表現」の絵と立体を組み合わせた題材を提案します。

 本題材は,国語科の「おはなしをつくろう」という単元との教科横断的に構想しました。子どもは,国語科の「おはなしをつくろう」という単元での「話を構成する力」「場面の様子,登場人物の行動や気持ちを捉える力」という思考力・判断力・表現力の資質・能力を発揮して,楽しいお話を考えたいという思いをもちます。考えるお話の面白さが伝わるように,図画工作科の題材で,登場人物やお話の舞台を絵と立体とで製作します。「お話の面白さを伝え,楽しんでもらうための表現活動」ということが題材を貫く目的です。

 上掲の写真は,子どもと共に学習してきた一部です。4月から様々な材料や道具に触れさせ,それぞれの使い方による表現の効果を生かす資質・能力を育成してきました。そして,本題材のような大題材においては,お話の世界を絵で表す題材と生活科で飼育しているモルモットへの愛着を立体で表す題材を学習しています(詳細はHP掲載の「附属アートミュージアム①」と「附属アートミュージアム②」をご覧ください)。いずれも,お話の登場人物やモルモットの製作からスタートし,その周辺の背景など,次から次へと課題を設定し,製作活動を積み重ねながら作品完成(課題解決)を目指しました。このような大題材を通して子どもが,対象のイメージを膨らませ,段階を経ることで,資質・能力を繰り返し発揮できるように,年間指導計画の見直しと題材の指導計画を構想することとで資質・能力の育成を図ってきました。子どもは,自分のイメージと表現したいこととを関連付けて工夫しながら,絵や立体に表すことは経験しています。しかし,絵と立体を総合的に合わせて完成を目指すのは,本題材が初めてです。

 当日は,お話の舞台づくりを中心に公開します。子どもが,目的に向かって,発想・構想を更新しながら,学びを生かし,材料や道具を工夫する姿を見にいらしてください。

季節の記録型カレンダーづくり:2学期 ~生活科と図画工作科のコラボレーション②~

2019.12.30

☆2学期もカレンダーづくりを行いました☆

※題材の意図など詳細は,1学期のカレンダーづくりの記事をご覧ください。

8月:成長の跡,手形とクレヨンの技,素敵な「8」の文字

9月:モルモットと一緒の写真とクレヨンで素敵な「9」の文字

10月:落ち葉のこすりだしとクレヨンで素敵な「10」の文字

11月:音楽の色と形,クレヨンで素敵な「11」の文字

11月は,当校の音楽発表会「附属ミュージックステーション」がありました。

12月:クリススリースとクリスマスツリー,クレヨンで素敵な「12」の文字

三角形を並べてツリーやリースを表現しました。

 2月6日・7日は,初等教育研究会です。実践を積み重ねてきました。子どもは,その中で資質・能力の発揮と自覚を繰り返してきました。当日は,育成された資質・能力を子どもが発揮し,つくりだす喜びを味わいながら,創作活動に没頭する姿をご覧いただきたいです。そして,皆様からご意見をいただきたいと思います。お待ちしています。

 当日の授業の内容は,近日ホームページに掲載します。ご覧ください。

 3学期も実践を積み重ねていきます。ホームページも更新しますので,どうぞご覧ください。


発見!!身の周りの色や形

2019.12.30

☆タブレット端末のカメラ機能を使った鑑賞の学習です☆

 下の写真は,子どもが撮影したものです。あるものの一部です。これは,何の一部でしょうか?

 正解は,非常ベルの上にあるランプです。

 子どもは,この色や形を「○の色が(内側にいくにつれて)変わっていってきれいです。○の形も小さくなっていくところが気に入りました。」と話していました。

 学習指導要領にも生活の中の造形的な面白さ美しさについて,目を向けることについて述べられていいます。

 この題材の学習で,身の周りの色や形で面白いと思ったものをタブレット端末で撮影し,クイズを出して,鑑賞し合いました。

 探すとき子どもは,身の周りにあるものの一部分に着目しています。ズームの目で見ているのです。自分が面白いと思ったものの全体像を撮影し,クイズを出すときは,ズームで出します。次の写真も子どもが撮影したものです。これは,何だと思いますか?

 規則正しく美しいです。正解は…

 教室にある作品の乾燥棚です。子どものズームの目とその見る角度に感心しました。クイズを出し合いながら,いろいろな色や形の面白さを鑑賞し合いました。

カラフルかめさんのこうら ~えのぐのいろじっけん~

2019.12.30

☆絵の具の混色の学習です☆

 題材は,絵の具の混色の学習です。亀の甲羅を白・黄・赤・青の4色でカラフルにするという学習課題を設定しました。子どもは,「ぶどうの紫色の時みたいに色を混ぜればいいよ。」と発言しました。自分の知ってる様々な混色のパターンを発言しました。最初の4色と合わせて9色できました。でも亀の甲羅は,15個あります。15色必要です。「どうしますか?」と問うと黒板に書かれてある混色でできた色同士の混色を発言しました。でもそれって「きれいなのかな?」という疑問が子どもから出てきました。すると「ぶどうの時みたいに,赤紫とか青紫とかいろいろな種類の紫をつくったみたいにすればいいんじゃないかな。」「絵の具の混ぜ方を多くしたり少なくしたりすればいいんだ。」課題解決のために学んだことを生かせそうだと見通しをもった姿です。実際にパレットで混色実験をしました。混色で失敗した色は,塗らないことにしました。試して実験しないとどんな色になるか分からない「えのぐのいろじっけん」になりました。

附属アートミュージアム③ ~異学年グループ造形活動~

2019.12.04

☆みんなでえがこう!!「なかよしの木 ~IN 附属の森~」☆

 当校では,「附属アートミュージアム」という図画工作の平面作品と立体作品を展示したり,異学年でのグループで造形活動をしたりする学校行事があります。

 異学年での造形活動についてご紹介します。1年生から6年生まで,12~13名ぐらいで構成されたなかよし班というグループで附属アートミュージアム当日に造形活動を行います。子どもは,みんなでつくる楽しさや協力してつくる素晴らしさを学ぶことができます。そして,この造形活動で協働性を育んでいます。  

 今年度のテーマは,「なかよしの木 ~IN 附属の森~」です。なかよし班のメンバーで遊んだり,楽しいことをしたり「あったらいいなこんな木」をみんなで考えながら,縦2m,横90cmのタイベック紙という建材の壁紙に表現しました。

 製作の様子を簡単にご紹介します。

 事前に児童朝会で,テーマや実行委員による参考作品を披露します。また,担当の私から,製作のコツや注意点などの説明もします。そして,当日までに,自分たちの木のテーマについて班で話し合ったり,木の枝や幹を描いたりしておきます。

 本番では,下の写真にあるように限られた材料で,造形活動を行いました。これらの材料は,どの学年でも扱いやすい材料や道具です。子どもは,限られた材料の中でテーマに合わせて,助け合ったり,教え合ったりしながら,様々な工夫をすることができました。

 実際の製作の様子と各班の作品の一部を写真でご紹介します。

自分の顔写真を貼って,自分のことは,自分で自由に描きます。
これは,木のどこに自分を配置するか決めているところです。


材料を使って,テーマに合った木の葉などをつくっているところです。

 各班の「なかよしの木」36本が展示されると下の写真のように森ができました。

 どの班の木も個性豊か,楽しい木が集まり,素敵な森が完成しました。

 簡単ですが,ご紹介させていただきました。グループの造形活動の実践に興味・関心がある方は,尾形までぜひ,ご連絡ください。

附属アートミュージアム② ~1年生平面作品~

2019.12.04

☆イメージを膨らませて「いっしょにおよごう! Sea パラダイス」 -“にじうお”となかまたち- ☆

 当校では,「附属アートミュージアム」という図画工作の平面作品と立体作品を展示したり,異学年でのグループで造形活動をしたりする学校行事があります。

 平面作品は,物語「にじいろのさかな」を絵に表すことと身近なものを使って形を写す活動を組み合わせた題材です。

 題材を組み合わせることで,経験上の形や色の固定概念にとらわれずに,自分のイメージの具現化を目指し,子どもが資質・能力を発揮することをねらいました。

※ 指導計画(PDF)を掲載していますのでそちらをご覧ください。

どんな「にじうお」にしようかな…

 国語の本に親しむ学習で「にじいろのさかな」について,場面の様子,登場人物の行動や気持ちを捉える学習をしました。

 そして,「にじいろのさかな」のお話の素敵な場面を附属アートミュージアムで絵にして伝えようと題材を学習する目的と題材のテーマを共有しました。さらに,お話の素敵な場面を選択し,絵で伝えたい自分なりのイメージをもつことができました。「にじうお」が,みんなにウロコを分け,みんなと仲良くなった場面を子どもは選択しました。そして「にじうお」をネームペンとオイルパステルで描きました。


物語の海の世界を…

 「海の世界」を描くのに幅90cm,長さ10mの白画用紙を3本提示しました。この広さの白画用紙を提示したのは,自分のつくった「にじうお」になりきって海を泳がせ活動をするためです。なりきって動作化することで,「にじうお」の姿だけだったイメージを気持ちや場面の様子にまでイメージを膨らまさせ,伝えたいお話の場面と自分のイメージとを関連付けての発想・構想を促すことができると考えたからです。
 子どもは,自分のつくった「にじうお」になりきって紙面上で,「にじうお」と一緒に泳いでいました。そして,友だちと「にじうお」が住む海の世界について会話しながら,海の世界のイメージを膨らませていました。

 膨らんだ「海の世界」のイメージをカードに書き,学級で共有しました。

子どものイメージカードです

 いよいよ物語「にじいろのさかな」の「海の世界」を身近なものを使って形を写して表現する活動に入りました。 

  提示した絵の具の色は,イメージカードに書いたことを学級で共有したときの子どもの発言した色にしました。身近なものは,子どもが知っている道具であり,どんな風に使うか予測でき,工夫できるものを提示しました。

 子どもは,広い画面に様々な色で身近なものの使い方を工夫しながら,「海の世界」を表現していきました。 


 広い海の世界ができたあと,伝えたい素敵な場面を完成させるために,気に入ったところを選ぶことにしました。四つ切りの枠を一人一人の子どもに渡しました。

 子どもは,自分の「にじうお」を画面において,自分の描いたところで気に入ったところを選びました。

「にじうお」の友だちは…

 選んだところを切り取って,自分でつくった「にじうお」を貼りました。貼ったところで子どもは「友だちをかいてもいいですか」と言いました。そのような子どもに,友だちと仲良くなった様子を伝えるための製作活動を促しました。イメージカードに書いていたタコやカメ,クラゲ,いろいろな魚たちなど海の生きものをオイルパステルで描いて仕上げました。下の写真は,子ども達の作品の一部です。

 広い白い画面で,体全体を動かし「にじうお」になりきることで,子どもは「にじうお」の住む「海の世界」のイメージをどんどん膨らませていきました。主人公の「にじうお」づくりの製作活動,「にじうお」の住む「海の世界」の製作活動,「にじうお」と「海の世界」とを合わせての製作活動と3段階の展開に構想しました。段階を経るごとに子どもは発想・構想を更新させて製作していきました。

 附属アートミュージアムでは,物語「にじうおのさかな」の素敵な場面が伝わる絵を展示することができました。

 この実践は,研究実践としてその詳細を今年度の研究紀要に掲載します。

研究を積み重ね,目指す子どもの姿を更新しました。

 イメージを膨らませながら表し方を工夫することで,自分の思いを実現する子ども

 ぜひ,このような子どもの姿を見に初等教育研究会にいらしてください。授業と紀要とを併せてご覧ください。たくさんのご意見をいただきたく思います。お待ちしています。

附属アートミュージアム① ~1年生立体作品~

2019.12.04

☆ボックスアート「いっちゃん・あいちゃんドリームハウス」☆

 当校では,「附属アートミュージアム」という図画工作の平面作品と立体作品を展示したり,異学年でのグループで造形活動をしたりする学校行事があります。


  下の写真は,当校の1年生が生活科の学習で飼育しているモルモットの左「いっちゃん」と右「あいちゃん」です。

 1年生の立体作品は,生活科の生きもの学習で飼育している大好きなモルモットと住むお家をお菓子の箱とデザイン造形紙でつくりました。子どもは,生活科の学習でモルモットの「いっちゃん」と「あいちゃん」をよく観察し,それぞれのモルモットの性格や餌の好みなどを熟知していました。

 大切に飼育してきた「いっちゃん」と「あいちゃん」のことを考えて,一緒に住むお家をつくることにしましたが…

 子どもの中では,目の前のモルモットの「いっちゃん」と「あいちゃん」と「箱」と「お家づくり」とがつながらず,イメージがもてていない状態でした。ですから当然,何をつくろうかなどといった発想・構想を働かせる状態ではなかったのです。

「いっちゃん」「あいちゃん」をつくろう!!

 まずは,「いっちゃん」と「あいちゃん」をつくらせました。デンプンのりを液状にしたものと新聞紙と習字紙でつくりました。新聞紙を10㎝ぐらいの卵の形に丸めて,マスキングテープで固定しました。液状ののりにたっぷり浸した習字紙を1枚1枚丁寧に貼っていきました。

 少しずつ「いっちゃん」と「あいちゃん」が形になっていくことに,子どもたちは,わくわくしながらつくっていきました。のりが完全に乾いてから,オイルパステルで毛の色を着色したり,デザイン造形紙で耳を付けたりしました。

 かわいい「いっちゃん」と「あいちゃん」の仕上がりに子どもは,大満足。「早くお家もつくりたい!!」と口々に言い出しました。「いっちゃん」と「あいちゃん」と「箱」と「お家づくり」がつながった瞬間です。下の写真は,子どもがつくった「いっちゃん」と「あいちゃん」です。

こんなお家をつくりたい!!

 「いっちゃん」と「あいちゃん」ができたので,いよいよお家づくりです。

 箱の中に(お家に)どんなものをつくりたいか子どもの中では,ほぼ決まっていました。一緒に住むお家ですから,飼育小屋ではありません。でも,どんなふうにつくったらいいのか分かりません。学年の子どもを集めて,子どもがつくりたいと思うものを想定し,実際にいくつかつくって見せることにしました。私がつくって見せている途中で「あっ!?わかった」とつくり方に気が付く子どもたち。「続きをやって見せて」と前に出てやってもらいました。

 こうやって,つくり方に見通しをもった子どもは,箱の中に階段や滑り台,椅子やテーブルなどをデザイン造形紙でつくったり,紙粘土で「いっちゃん」と「あいちゃん」の大好物の食べ物をつくったりしました。下の写真は,子どもがつくった作品です。

 それぞれ楽しい「ドリームハウス」ができました。

 子どもは,モルモットの「いっちゃん」と「あいちゃん」をつくったことで,イメージをもち,子どもにつくりたいという思いをもたせることができました。子ども達は,箱から自分のつくった「いっちゃん」と「あいちゃん」を出しては,また入れるを繰り返しながら,発想・構想を更新して,材料を工夫し,上の写真のようなお家をつくっていきました。

 附属アートミュージアムでは,それぞれの思いがつまった楽しいお家を展示することができました。

ぶどうぷるるん ~7粒のぶどう~

2019.09.16

☆絵の具の混色の学習です☆

 1学期に基本的な絵の具道具の使い方を学習しました。2学期最初の絵の具の学習は,混色の学習をしました。

 子どもは,すでに混色の知識をもっています。白と赤を混ぜると桃色になること,黄色と青を混ぜると緑になること,赤や青を混ぜると紫になることなどです。幼稚園や保育園でもやったという子どももいました。

 量や水によって,色合いや色の濃度が調節できることは,絵の具の特性の一つです。例えば紫です。赤い絵の具を多めに,青い絵の具を少なめにすれば,同じ紫でも赤っぽい紫になります。

 混色の『ちょいむず』の課題を出しました。7つ粒のブドウの絵を提示し「全部違う7種類の紫を塗ってください」という課題を出しました。3粒までは,順調なのですが,ここからがなかなか難しいのです。それでも子どもは,絵の具の量や水の量を調節しながら一生懸命考え,工夫する姿が見られました。

※ 『ちょいむず』の課題とは,できなさそうでできる課題を提示することで子どものチャレンジ意欲を掻き立て,考えたり,工夫したりする力を育成するために設定する課題です。「へびさんにょろにょろ ~粘土~」でも紹介していますので,ご覧ください。

 下掲は,子どもが実際に塗ったブドウ7粒です。

こういった経験を授業で意図的に行うことで,道具や材料の特性を理解し表し方を工夫することができるようになっていきます。


おひさま にこにこ ~くれよんのふしぎ~

2019.09.16

☆オイルパルテル(クレヨン)の学習です☆

 この実践は,指定研究授業の実践です。

 今年度の私の研究において目指す子どもの姿は…

 道具や材料の特性を理解し表し方を工夫し,表現することで思いを実現できる子ども

 と設定しました。

 題材の目的やテーマにおいて,子どもが形や色などの表現における固定概念に捕らわれていたり,道具や材料の様々な使い方や表し方の可能性を知ることがなかったりするままでは,どんなに子どもにイメージをもたせ,発想・構想を促しても,子どもは,表現することで自分の思いを実現することに向けて,充分に資質・能力を発揮できないのではないかと考えました。題材の目的やテーマにおいてイメージをもち,道具や材料の特性を理解し使い方や表し方によって様々な表現ができるということを知った子どもは,自分の思いを基に発想・構想を更新し,多様な表現が実現できるようになると考えました。このことは,学年が上がったときの造形活動において,思考力・判断力・表現力(発想・構想の力)と表し方を工夫する知識・技能(創造的な技能)とを発揮し,表現することで自分の思いの実現を図っていくことにつながっていくと考えます。

 本題材は,子どもがオイルパステル(以下クレヨン)による様々な表現を見付けたり,試したりすることで,楽しみながらクレヨンの特性をつかみ,様々な使い方を獲得できます。また,クレヨンの様々な表現から,思いを膨らませ,“おひさま”に対する丸を赤や橙色などで塗りつぶし,丸の外側を放射線状に線を描くという固定概念的な発想・構想を更新して,形や色で自由に“おひさま”を表現することできます。この題材の授業を通して,一つの道具や材料でも,表し方によっては様々な表現があるということを経験させることで,子どもは,自分のイメージとつなげて多様な表現ができるようになると考えました。 

 詳細は,研究計画・指導案をPDFで掲載しましたのでご覧ください。

 まず,最初に“おひさま”のイメージを雰囲気や色や形などで共有しました。その後で,固定概念の今までよくかいていた“おひさま”と様々な“おひさま”の参考作品を提示しました。子どもは,色や形に着目し,様々な表現を見付け,その表現のよさに気が付くことができました。

様々な参考作品からクレヨンの表現に着目して…
クレヨンの様々な使い方

 様々なクレヨンの表現から使い方を予想し,実際に試す活動を行いました。下掲の写真は,実際子どもが試した画用紙と試している様子です。

 下掲は,試しの活動を経て,子どもが自分のかきたい“おひさま”のイメージに合わせて,実際にかいた“おひさま”です。

明るくて元気をくれるおひさま
ピカピカなおひさま
夜空でも光るかっこいいおひさま

にこにこしてみんなの心があったかくなるおひさま
(この“おひさま”は,眼鏡をかけた担任の三星先生に似ています。)
みんなを照らすおひさま
やさしくてかわいいおひさま

 かいた“おひさま”をどの子どもも「見て見て」と自慢してくれました(^^)。

 この実践は,当校の研究報告「N-port」にも掲載します。よろしかったらそちらもご覧ください。

季節の記録型カレンダーづくり ~生活科と図画工作科のコラボレーション~

2019.07.24

☆出来事の記録と創作活動の蓄積を兼ねた学習です☆

 今年度,1年生の担任としてコンビを組んでいるのは,当校の生活科を研究教科にしている三星教諭です。

生活科の学習をスタートするにあたり,『出来事を振り返ることを通して,自分の成長への気付きを促す指導が大切です。カレンダーづくりは,出来事の記録を蓄積していき,振り返りに活用するのにとても有効です。記憶は消えますが,記録は残ります。連絡帳に書いている毎日の日記と連動させるとより詳細にそのときの出来事や気持ちを振り返ることができるのです』と三星教諭は,語ってくれました。

せっかくカレンダーをつくるのだから,季節感のあるカレンダーを表現することで,感性を磨き,毎月の創作活動で資質・能力の育成を図ることができるのではないかと考えました。

私は,自学級だけではなく三星学級の図画工作の授業にも出ています。カレンダーの記録の部分を三星教諭が,カレンダーの表現の部分を尾形が指導し,1年生全員でカレンダーづくりができるようにしました。

 4月から7月の子どもがつくったカレンダーを紹介します。

4月:初めての名前書きとクレヨンで素敵な「4」の文字

「4」の文字を太くし,クレヨンで模様などをかきました。

5月:切り紙とクレヨンで素敵な「5」の文字

はさみの学習でつくった切り絵を組み合わせました。

6月:紫陽花のちぎり絵とクレヨンで素敵な「6」の文字

ちぎり絵の効果を生かして,紫陽花を表現しました。色は,自分たちで選びました。
「6」の文字も4月のころに比べてさらに素敵になっていますね。

7月:「クレヨンの技」で“おひさまの花”

指定研究授業での「クレヨンの技」を活用して,夏の太陽に負けないくらい,まぶしくて大きな花をかきました。
※指定研授業については,後ほど公開します※

 カレンダーが完成すると,毎回,自分の作品をうっとり眺めたり「先生,見て見て」があちらこちらで起きたり,お互いに見せ合ったりしています。これらは,自分のつくったカレンダーに満足している姿なのではないでしょうか。そして,お気に入りのカレンダーで出来事を振り返ることは,生活科での成長への気付きに,とてもよい効果をもたらすのではないでしょうか。

 これからも子どもが,つくりだす喜びを感じることができる実践を積み重ねていきます。2学期もプチ実践を更新していきます。お気軽にご意見・ご感想をお寄せください。

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