個人研究

図画工作科: 尾形 美穂

図画工作科: 尾形 美穂

尾形 美穂(おがた みほ)と申します。

附属小学校4年目です。
今年度は,1年2組の担任になりました。
研究教科を図画工作科に改め心機一転がんばります!!

子どもが,表す過程を楽しみ,つくりだす喜びを感じ,図画工作科の授業が大好きになる子どもを目指します。

研究授業は,もちろん,普段のプチ実践も更新していきたいと思います。

お気軽に,ご意見ご感想をお寄せください。

お待ちしています。

mail : ogata@fusho.ngt.niigata-u.ac.jp

1の2スイーツパーティー ~粘土~

2019.07.16

☆形をいろいろ変える粘土の学習です☆

 油粘土は,手の熱により,柔らかくなり,様々な形にすることができます。 粘土の学習として,「スイーツパーティーをひらきましょう!!そのためのお菓子をつくらないと」と題材を設定しました。まずは,お菓子と言えばと子どもに問いました。次に様々なスイーツ(お菓子)の写真を見せました。

子ども「わぁ…おいしそう♪」

尾形 美穂 先生の料理教室「スイーツづくり」

尾形「楽しくお料理づくりを学びましょう!! 本日は,スイーツ(お菓子)のつくり方です」

 子どもに粘土がどんな形に変わるのか見せることにしました。粘土でスイーツをつくるための見通しをもたせるために,お料理教室という設定で『ちょい(やって)見せ』をしました。

尾形「本日の材料と使う道具は,こちらです」

さて,最初につくって見せたお菓子は…

 子どもは,「わかった!おだんご」だと発言しました。正解です。おだんごをスタートに次々に同じ粘土でお菓子をつくって見せました。

おだんごをつぶして…
子ども「おせんべいだ!!」
おせんべいをペットボトルのキャップで型抜きをすると…
子ども「ドーナツとクッキーだ!!」
ドーナツとクッキーを紐状に…
子ども「あれ?にょろこさん(へび)だ!先生(それ)お菓子じゃないよ(笑)」
紐状のものをまくと…
子ども「ぺろぺろキャンディーだ!!」

 ここまでは,簡単なお菓子です。ここからは,もう少しスイーツらしいものをつくって見せました。
 ぺろぺろキャンディーをほどき,粘土の固まりを別に用意しました。「本日の料理教室,最後のお菓子です。何ができるかな?」と問いました。

 

 上の写真のような粘土を提示すると子どもは,「でかいおだんごとぺろぺろキャンディー?」「シュークリームとぺろぺろキャンディー?」と何ができるのか予想し始めました。

くるくると巻き付けて…
尾形「モンブランのできあがり♪」

 モンブランをつくって見せた途端に「つくりた~い!!」と子どもは,声を上げました。お菓子づくりにらしさを演出するお皿と銀紙,そして,美味しそうに見えるお菓子(憧れ)を提示することで,子どもは,つくりたいという思いをもったのです。

造形活動スタートです!!

「お皿いっぱいにスイーツをつくってね」と話し,一人1枚のお皿(名前のシールが貼ってある)とペットボトルのキャップと必要な子どもには,銀紙を2枚までとし,配りました。

子ども「ドーナツできた♪」
子ども「ケーキの三角,難しいな…先生,どうやってつくるの?」
尾形「大丈夫,三角になってきているよ。そのまま,つくってごらん」
子ども「次に,何をつくろっかな?」
子ども「見て見て,できたよ!!」
子ども「あ~ん,食べちゃうぞ」

できたお皿いっぱいのスイーツ(お菓子)

がっこうの住人(じゅうにん) ~デジタル題材カメラ機能~

2019.06.23

☆デジタル題材タブレット端末のカメラ機能を使った学習です☆

 この題材は,北海道教育大学 岩見沢校 美術文化専攻美術文化教育コース 教授 阿部 宏行先生にご指導をいただき,授業で実践したものです。
 当校は,BYOD:子どもが個人でタブレット端末を所有し,学習に活用しています。そのタブレット端末のカメラ機能を使ってのデジタル題材です。

授業の導入として…

 「そらに きらきら おほしさま みんな すやすやねむるころ…♫」私のつたない歌で授業は,スタートしました。「みんなが帰った後ね,学校のいろいろな道具たちが目を覚まし,あちらこちらで,おしゃべりが始まるんだよ」そういって写真を提示しました。題材にストーリー性をもたせた課題の提示です。

鑑賞しながら,表現活動の見通し

 この写真を見て,何に見えますか?
 子どもは,「ゾウさんみたい」「クジラにも見える」と発言しました。「どんなおしゃべりをしているかな」とさらに問うと「ぺたぺたっていっているよ」「いっぱいはるゾウ(笑)」などと発言しました。

 この写真はどうでしょう?
 子どもは,「(鍵盤が)歯みたいだね。虫歯がある(笑)」「(金具が)ほっぺだね」「黒だから髪の毛みたい」と発言しました。「どんなおしゃべりをしているかな?」とさらに問うと子どもは,「歌っているよ」「ポロン♩ポロン♩」などと発言しました。

 子どもは,形や色に着目し,「生きもの」や「顔」に見立てていました。

表現活動へ…

 「どう?他にも住人さんが,いるかな?探しに行ってみる?」と問う私に,子どもは「いると思う!探したい!!」と言いました。一人に2枚の牛乳瓶の蓋に両面テープを付けたものを渡しました。それが“目”になります。子どもは,ネームペンで好きな表情をかきました。

 “目”とタブレット端末を持って,「がっこうの住人」を探しに学校探検に出発です !!

“目”を貼って…
タブレット端末で写真を撮っています。

撮った写真です。オーブンの扉の白い文字の部分が口なのだそうです。

 他に,子どもがどんな「がっこうの住人」を探してきたかご紹介します。

「Z Z Z…」夜だから寝ているのだそうです。
「がんばってさかせるぞ!」と言っているのだそうです。
「あちちちっ」と言っているのだそうです。
「きれいに洗おう!」と言っているのだそうです。
「火の用心!」と言っているようですね。

 子どもが探してきた「がっこうの住人」たちを校舎の掲示板に貼り,全校の子どもに見てもらうことにしました。

へびさんにょろにょろ ~粘土~

2019.06.20

☆粘土の学習です☆

この学習で子どもが使った粘土の量です
黒板に約2メートルのへびの絵をかきました

粘土を紐状にする粘土遊びです。

 新しい粘土に子どもは,わくわく。袋から粘土を出して,へらで割れ目に沿って,3等分にするように言いました。上手に3等分できた子どもに,「今日の粘土の学習は,2本しか使いません。1本は,粘土箱にしまってね」と言いました。

 「先生,何をつくるの?」という子どもに,写真の黒板にあるように,約2メートルのへびの絵をかいて見せました。子どもは,「なが~い」と声をあげました。「このべびさんと同じぐらいの長さのお友達をつくってね」
つくることができなさそうで,つくることができる『ちょいむず(難しい・できるかな?)』の課題提示です。

 子どもは,「え~!?つくれるかな??」「もっと粘土がないと無理だよ」「やってみないとわからないよ」「にょろこさんのお友達をつくってあげよう」「にょろこさんよりも長いべびをつくるぞ」とそれぞれ口々につぶやき,やる気満々でした。㊟“にょろこさん”とは黒板の絵のへびのことです。

「先生,見て見て!へびさんの顔(頭)だよ」
みんな,だんだん長くなってきたね
細いものを何本かつくって,つなげようとしています
でも,まだ長さが足りないね…
次々と黒板の絵のへびさんと長さを比べては,またつくるを繰り返し…あと,もうちょっと!!
とうとう一人じゃ運べない長さに!! 友達に手伝ってもらって運んでいます
できた!! …と思ったら切れちゃった(^ ^)  まだ粘土あるし,もう少し太くしようかな?

どうやったら最初の短く太い2本の粘土を黒板のへびの絵の長さにできるのか,試行錯誤しながら工夫し,粘土の学習に意欲的に取り組んでいました。
 つくることができなさそうで,つくることができる課題『ちょいむず(難しい・できるかな?)』が,子どもの工夫し試行錯誤しようとする意欲になり,子どもは,創造的な技能を発揮するのです。
 このように遊びながら,子どもは,様々な形に変えることができる粘土の特性を学びました。

今年度の主な研究は…

 今年度は,子どもが材料や道具の特性を理解し,自分の思いを実現するために,資質・能力を発揮できる働き掛け,授業の工夫を主に研究していきます。まもなく指定研究授業を迎えます。オイルパステル(クレヨン)の実践です。研究授業終了後,公開します。ぜひ,ご覧いただき,ご意見ご感想をお寄せください。

あなたの選んだカードは? ~アートカード~

2019.06.10

☆アートカードを使った鑑賞の学習です☆

  班で順番に1人が,数十枚のアートカードから1枚のカードを選び, Yes or No の質問で選んだカードがどれなのか探し当てるゲーム感覚で楽しくできる鑑賞の学習です。(アートカードは,教科書の指導書セットの中に入っています。今回紹介する学習の他にも様々な使い方が紹介されています。)

 子どもは,互いの質問の内容をよく聞き,カードの作品の形や色などに着目して,返答のYes or Noを基に話し合いながら,選ばれたカードを探し当てました。この姿は,図画工作科の見方・考え方を働かせ,当校が資質・能力として設定している鑑賞の②思考力・判断力・表現力:造形的な形や色から面白さや楽しさを見いだす力および,③態度:造形的な面白さや楽しさを捉えようとする態度であると判断しました。また,他者と考えをもちより,話し合う姿に,対話的な学びの姿が見られました。この題材を通じて,図画工作科の資質・能力の育成および,他の学習においての話し合いの学習活動につながります。

「ここにも黒があるよ!」
形に着目しています
「ここがさ,赤っぽいよ」

 今回この学習は,2回目でした。授業の終わりに,この学習の楽しさを1回目と同様に問い,子どもとどんな力が付くのか確認しました。資質・能力の育成は,繰り返し行うことが大切ですね。

子どもと学習を振り返ったときの板書です。

くるくるへびさんとおさんぽ ~オイルパステル(クレヨン)とはさみ~

2019.06.05

☆オイルパステル(クレヨン)とはさみの学習です☆

まずは,オイルパステル(クレヨン)で…

 「へびこわい!」「へび気持ち悪い,苦手!」「へび,かっこいいよ!」とへびに対する印象は,子どもそれぞれです。「こわくないへびさん,気持ち悪くないへびさん,かっこいいへびさんにするにはどうする?」と問いました。子どもたちのリクエストに答えて,しろいへびさんに,少しだけ模様をかいたり,色を塗って見せたりして,完全な参考作品を見せるのではなく『ちょい(やって)見せ』をしました。

 『ちょい(やって)見せ』イメージをもち表すことに見通しをもった子どもは,それぞれオイルパステル(クレヨン)で好きな色,好きな模様をかいて,自分のお気に入りのへびさんができました。

お気に入りのへびさん

次に,はさみで線にそってちょきちょき…

 線にそって,はさみで切りました。くるくると上にのびていくへびさんに「わぁーすご~い!!」と歓声をあげる子どもたち。へびさんらしくなってきました。


へびさんできた♪

おさんぽにつれていこう!!

 「早くお散歩したい!!」へびさんの頭に,たこ糸をつけて,広い中庭に行きました。「きれい~♪」走れば走るほど,くるくると風にのってたなびくへびさんです。お散歩というよりは,駆けっこのようでした(^ ^)。子どもたちは,とても気に入ったようで,「先生,休み時間もお散歩していいですか?」と休み時間もへびさんとたくさんお散歩していました。

へびさんとおさんぽ♪
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