個人研究

家庭科: 小川 有美

家庭科: 小川 有美

附属新潟小学校5年目となりました。小川有美と申します。

今年度は,5年生を担任します。

 

「今こそ家庭科!」

現代の社会では,個人や家庭のライフスタイルが多様化し,生活のあり方も多様な選択肢があります。このような社会の中で,我々は,ただ受身のまま流されるのではなく,自分の生活経験を基にした感覚を大切にしながら自分がどうありたいかという軸〔自分軸〕を定め,よりよい生活について考え続ける必要があります。そのためには,与えられた情報を取り入れるだけでなく,楽しさや快適さなどを付加しながら,情報を適切に取捨選択していくことが豊かな生活につながっていくと考えます。

よりよい生活を創造するために生活の営みを工夫する力の育成を目指す家庭科は,まさにこのような現代社会で,「今,ここ」にある生活を豊かにするために必要なスキルを得ることができる大切な教科です。

今年度も,たくさん学び,実践につなげていきたいと思います。
多くの皆様からご指導いただければありがたいです。よろしくお願いいたします。

研究キーワード:「生活の問い直し」「批判的思考」「生活知+科学知」

 

お気軽にご意見・ご感想をお寄せください。

メール ogawa@fusho.ngt.niigata-u.ac.jp

すっきりさわやかクリーン大作戦 ~住まいを快適に~

2019.12.14

身の回りを汚れたままの状態にしていると健康や安全面への影響があることに気付き,健康・快適・安全に過ごすために,どのようにしたらよいのかについて考えました。

どこにどのような汚れがあるだろう?

教室の写真を提示し,どこから清掃をするのかを考えました。子どもは,「端から。理由は,真ん中からそうじをすると,端の方や角の方などバラバラにゴミがいってしまうけど,端からだと,外側の方にごみがまとまって,てまにならないし,きれいにとれるから」「教室の端。細かい場所を先に清掃して,その後おおまかな所を清掃すると,効率もいいし,真ん中にあったごみも自然と端にいくから,端からやるといい」「はたきで上のほうから。電気の上。ほこりを落とすため」などと発言していました。

その後,話合いにおいて,着目する解決の視点として「隅(下の方)」「高い所(上の方)」「よく使う所(真ん中のあたり)」の3つを見いだしました。そこで,自分の縦割り班の清掃場所を想起させ,どこに汚れがありそうかを考えました。子どもは,見いだした視点を基に汚れがありそうな場所を予想していました。

以前撮影していた校内の汚れのある場所をもう一度見直し,分類してみたところ,見いだした視点で分類できることに気付きました。振り返りでは,「私は,高いところ(ふつうのほうきではとれないところ)などは,2学期の学期末にしかそうじをしたことがない。だから,毎日とはいわなくてもこまめにそうじをすることが大切だと思った。教室の隅などは毎日そうじをしているけれどすぐにほこりがたまってしまう。汚れているところを分けたときも隅が一番多かったので特に気を付けてそうじをしたい」との記述が見られました。
清掃をする視点を考えたことで,汚れがあるときにはその視点を基にして清掃しようとする姿が見られました。

かたづけよう 身の回りの物

2019.08.12
整理・整頓の方法について考えました。

 指定研究授業で,5年「かたづけよう 身の回りの物」の単元を行いました。普段,たくさんの物に囲まれて暮らしている子どもにとって,整理・整頓は生活の身近な問題です。今までの経験を振り返りながら,自分の生活の課題につなげる手立てや,整理・整頓の方法を自己の生活に生かす手立てについて考え,実践しました。

  詳細は,研究計画,指導案をご覧ください。

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