個人研究

社会科: 八幡 昌樹

附属新潟小学校5年目になりました。

今年度は研究主任を務めます。

3,4年生を担当しています。

今年度の研究のキーワードは「外国とのかかわり」です。

実践をどんどんホームページにアップしていきますので,ぜひ見てください。

yahata@fusho.ngt.niigata-u.ac.jp

4年新単元「地域で受けつがれてきたもの」

2019.11.01

新学習指導要領で始まる新しい単元の実践をもう一つ紹介します。この単元の⑥を附属オータム研修会で公開しました。

この単元で目指す子どものゴールの姿は次の通りです。

「古くから残るものには,昔も今も地域の人たちの受け継いでいきたいという願いが込められて,保存や継承のための取組が行われている。私も地域の一員として,古くから残るものの保存や継承のためにできる協力をしていきたい」

①新潟県内に古くから残る年中行事や文化財について調べ,単元を貫く学習問題を設定する。

②③萬代橋について調べ,地域の人たちの取組,そこに込められた願いを考える。

④⑤片貝まつりについて調べ,地域の人たちの取組,そこに込められた願いを考える。

⑥⑦一本杖スキーについて調べ,地域の人たちの取組,そこに込められた願いを考える。

⑧単元を貫く学習問題の答えを考え,これまでの学習をまとめる。

⑨年中行事や文化財をこれからもずっと続けていくために大切なことを考え,文章に書く。

ポイント!

この新単元は,県内の年中行事や文化財を対象としています。特徴的な三つの事例を採り上げ,最後に共通点を考えさせることで,単元で目指すゴールに迫ることができると考えました。そこで採り上げたのだが,新潟市の萬代橋,小千谷市の片貝まつり,上越市の一本杖スキーです。三つは全く質の異なるものですが,地域の人が大切に思い,受け継いできたことは共通しています。子どもにとって対象が身近なものではないのがネックですが,短い時間で複数の事例を扱うことで概念的な知識を捉えられると考えます。

ワンプッシュ!!

「自分たちも地域の伝統を未来へ受け継いでいきたい」と単元の終末に考えた子どもに,音楽科の学習で地元の地域の伝統芸能などを学ばせます。このときに地域の方に教えていただいたり,一緒に体験したりすると,社会科と音楽科を関連的に学習させることができます。

3年「店ではたらく人と仕事」の実践紹介

2019.10.31

9月13日に日本社会科教育学会全国大会関連記事として授業公開した単元の実践を紹介します。公開したのは⑧です。

この単元で目指す子どものゴールの姿は「販売の仕事は,お客さんのいろいろな思いや願いに合わせて,たくさんの工夫をしている。その工夫がお店の売上げを高めることにつながっている」です。

①買い物調べを行い,自分の生活と買い物との関わりを考える。

②消費者の願いが叶えられる理由を考え,スーパーの工夫に関する単元を貫く学習問題を設定する。

③スーパーを見学する計画を立てる。

④⑤スーパーを見学し,販売の仕事に携わっている人々の仕事の様子を調べる。

⑥見学して見付けたスーパーで働く人の工夫を共有する。

⑦働く人が仕事で気を付けていることを考える。

⑧⑨外国産から商品を仕入れる品揃えの工夫をする理由を考える。

⑩スーパー以外のお店として,コンビニの工夫を考える。

⑪単元を貫く学習問題の結論を考える。

ポイント!

新学習指導要領では,「明確に売上げを高めるための工夫」であることを捉えさえる必要があります。この実践では,単元を貫く学習問題を設定する段階から子どもたちは「もうけるため」ということを考えていました。

また,消費者とお店の二つの立場から考えていくことが多角的な学習につながります。

ワンプッシュ!!

買い物調べをして結果をまとめるときにグラフを使います。このとき,算数の「表とグラフ」の学習と関連させます。同時期に行うことで,算数の学びを社会科で活用させることができます。

4年新単元「地震にそなえるまちづくり」の実践紹介

2019.10.30

新学習指導要領で始まる新しい単元の実践を紹介します。

この単元で目指す子どものゴールの姿は次の通りです。

「新潟県や新潟市,地域(自主防災組織)の人たちは,地震などの自然災害に対し,様々な協力をして対処してきた。また,これから起きるかもしれない災害に対し,様々な備えをしている。私たちも地域の一員として自分にできる協力していきたいと思う」

①新潟県で過去に発生した自然災害の種類と被害の様子を調べる。

②新潟地震によって被災した歴史から,地震や津波の備えに関する疑問を出し合い,単元を貫く学習問題を設定する。

③④新潟市の地震や津波に備える取組,施設・設備,情報を集める方法,市民への発信について調べる。


⑤地域(自主防災組織)の地震や津波に備える取組を調べる。

⑥地震や津波から自分の身の安全を守るための行動を考える。

⑦⑧外国人住民を含めた防災の在り方に関する自分の意見や考えをまとめる。

⑨単元を貫く学習問題の結論を考える。

ポイント!

公助・共助・自助=市や地域,自分など様々な立場の協力をしっかり理解させることです。今回は,それぞれの立場の取組についてまち探検に出かけたり,事例を採り上げたりしました。子どもは自分たちの気付いていないところに地震に対する備えがあることに気付いていきました。最後に,コアマトリクスを用いらせることで,複数の立場から結論をまとめることができました。

ワンプッシュ!!

新潟市では1964年6月14日に新潟地震が発生しました。その日に合わせて避難訓練を行います。そうしたタイミングで単元を実施すると,地震に対する意識を高めて学習を進められると思います。

まとめは地図ではなく表に

2019.08.20

2回のまちたんけんを終えて,分かったことをまとめます。
その時に使うのが,表です。

これまでは絵地図に描いてまとめてきました。記号を使ったり,色塗りをしたりしていましたが,これは時間がかかって大変でした。

このように,コース毎の特色を表に整理して情報をまとめさせます。

交通,土地利用,建物といった視点で整理するので,比較しやすくなります。学校周辺の特色を大まかにまとめやすくなります。

附属新潟小学校の周りの様子をまとめた子どもは次のように書きました。

北と西は,林がつながっていて交通量もあまり多くなく静かなところだ。

東と南は,たくさんの人が利用する建物があるからコツ雨量も多くにぎやかなところだ。

2回のまちたんけん!

2019.06.14

「やった!まちたんけんだ」

学校のまわりを調べることに意欲が高まっている子どもたち。

南・西コースと北・東コースの2回のまちたんけんを設定しました。

☆新学習指導要領では,まちたんけんにかける時間が少なくなります。これまで東西南北それぞれで4回行っていたまちたんけんを2回に減らしました。

たんけんするときには「建物」「土地利用」「交通」に着目させました。

この視点で調べることが,地域から市に,市から県に,学習する範囲が広がってもつながっていきます。

普段何気なく通り過ぎていた学校のまわりの様子を調べると,たくさんの発見がありました。

次は,まちたんけんをまとめます。

屋上から見てみると…

2019.06.14

屋上に上ると,はじめに方位磁針を使って東西南北を確認しました。

その後,東西南北それぞれの方位に何が見えるのかを調べました。

「東は高いビルがいっぱいある」「西には森が見える」「南には大きなボールみたいなのがある」「北にあるのはマンションかな」

たくさんの発見をしましたが,そんな中でつぶやきが聞こえました。

「よく見えないところがある」「何が見えないの?」「高い建物は見えるけれど,学校の近くはよく分からない」

高い屋上に上っても,まだ分からないことがあると考えている子どもたち。

「次の学習では何がしたい?」と問いました。元気な声でみんなが言いました。

「まちたんけん!!」次の活動が決まりました。

学校のまわりでオススメの場所は?

2019.04.26

3年生社会科の2時間目です。

はじめに学校のまわりでオススメの場所を聞きました。

どっぺり坂。古町の景色がよく見えるから。

日本海。晴れた日は海がキラキラしていてきれいだから。  などなど

それぞれにオススメの場所を考えました。

しかし,そんな中で「あんまりよくわからない」というつぶやきが聞こえました。

「たしかに」「分からないこともいっぱいある」同調する子どももいました。

様々な地域から通う附属の子どもたち。登下校で利用する以外はあまりよく分かっていない子どもがいるのでした。

そこで,これからみんなで調べたいこと,考えたいことを問いました。

そして,「屋上から学校のまわりを見てみたい」「まちたんけんに行ってみたい」と,これからの学習の目的を設定しました。

3年生初めての社会科!

2019.04.25


3年生にとって初めてとなる社会科の学習です。

最初に空間的な広がりを意識させて,生活科から社会科に変わって学習する範囲が広がることを確認しました。

そして,教科書のイラストにある「まち」にどんなものがあるかを探しました。

新幹線,車,駅といった交通。

家,学校,神社といった建物。

川,山,畑といった自然。

3つの観点で分類して整理していきました。

そして,最後に「~~なまち。理由は…」とまとめていきました。

ある子どもは次のようにまとめました。

「にぎやかなまち。理由は,新幹線が走っていて,大きな建物もあるからきっと人がたくさんいてにぎやかなのだろうと思ったから」

板書
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