附属新潟式学級力の取組

学級力取組グッズ

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1 附属新潟式「学級力」とは

皆さんにとって,理想の学級とはどのような学級でしょうか?「授業中に活発に話合いをする学級」「仲のよい学級」「みんなで協力し合える学級」など,それぞれが思い描く理想の学級があるかと思います。しかし,学級では,多くの問題が起こります。いじめ,不登校,学級崩壊・・・。問題は年々多様化し,深刻化しています。

これらの問題に対応しながら,理想の学級に近付けていくためには,どうすればよいのでしょうか。
当校では,担任一人ががんばって学級を作るのではなく,子どもと理想を共有し,一緒になって温かい学級を作っていくことが大切だと考えています。そのためには,「子どもの支持的な学級風土を作っていこうとする力」を高めることが欠かせません。当校では,これを附属新潟式「学級力」(以下,「学級力」)と呼び,「学級力」を高める取組を8年前から継続してきました。

2 自分の学級の「学級力」をどう評価するか

私たちは,とかく教師の主観で,「この学級は~する力は高いが,~する力は弱い」と判断しがちです。そして,その弱いと考えた力を高めようと,あれこれ手立てを考えます。しかし,教師の一方的な判断だけでは,その学級の実態を正確にとらえたとは言えません。私たちは,そこに,子ども側の評価を加えることで,より学級の実態を正確にとらえることができると考えました。

そこで必要となるのが,子どもに学級について評価させるアンケートです。このアンケートの調査項目は,「学級力」の指標を基に,4領域8項目から構成されています。子どもからアンケートを採ります。アンケート実施後,各学級担任はアンケート調査の結果を集約し,結果を評価グラフ(レーダーチャート)に表します。そして,このレーダーチャートを用い,次のような視点から分析を行います。

☆レーダーチャートの形から読み取ることができる,学級の特徴は何か
☆学級担任がとらえている学級力と子どもがとらえている学級力とが合っているか


このように,学級の状況を分析的に見ていくことにより,自分の学級経営を意図的,計画的,組織的に進めていくことができるのです。

3 学級力をどう高めるか

附属新潟小学校では,「学級力」を高める仕組みを,RPDCAサイクルと呼び,次のように取り組んでいます。

R(リサーチ)では,4領域8項目(図1)の共通指標を基に,アンケートを実施します。
子どもは,自分の学級の状態を漠然としかとらえていません。子どもに共通指標を示すことで,目指すべき学級はどのような学級なのか,今自分たちの学級はどのような状態にあるのかを考えさせるができます。このような子どもは,共通指標を基に,具体的な生活場面を振り返りながら,目指すべき学級や学級の実態を見つめていきます。

P(計画)では,アンケートの集約結果をレーダーチャート(図)にし,学級の現状について話し合わせます。
ここでは,学級のよさや問題について共有し,支持的な学級風土を高めるための目標や,目標を達成するための活動計画を立案します。
学級の問題を共有化し,課題解決への目的意識を醸成する重要な場面です。

D(実行)では,Pで決めた自分たちを達成するための目標に応じた活動を行います。
目標を立てるだけでは,学級は変わりません。活動を通して,学級の変化に気付かせることが必要です。目標に向かった行動を行うことが必要なのです。具体的な活動の場を保障するのがDの場面です。

C(チェック)では,自分たちが振り返り,場合によっては,活動や目標の修正を行います。
この場面では,学級の現状や取組の効果を見直し,必要に応じてさらに改善してしていくことを経験させることが大切です。

A(行動)では,Cで行った振り返りを基に,再度自分たちの目標に応じた活動を子どもが行うことができるようにします。

附属新潟小学校では,このRPDCAを約1か月のサイクルで実施しています。
年間を通して継続して行っていくことが,学級に対する問題意識と目的意識を持続させ,「学級力」を向上させていくために大切なのです。

4 学級力向上モデルプラン

「学級力」を高めるよさを感じ,取り入れていただいている学校から,「それぞれの場面で,教師が何をどのように行えば,効果的に『学級力』を高めることができますか」といった質問をよく受けます。そこで昨年度,教師が「どの場面で」「何を」「どのように」すればよいのかをまとめて,『学級力向上モデルプラン』を作成しましたRPDCAの各場面ごとに,Q&A方式にしてまとめました。『学級力向上モデルプラン』を作成したことにより,このプランを見れば,誰でも簡単に学級力を高める取組を行うことができるようになりました。

今,『附属新潟式学級力』が,全国の教育機関からたいへん注目されています。「支持的な学級風土をつくっていこうとする力」を高めている姿とは,具体的にどのような姿なのか。『附属新潟式学級力』を高めるためには,どのような具体的にどのようにすればよいのか。附属新潟の考える『学級力』を高める取組にご注目ください!
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