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2019.12.28
来年度から,3学年理科では,新単元「音の性質」が全面実施となります。音が出ているときはものが振動していること,音が伝わるときは,振動が伝わっていくことを学習します。
「教科書には,太鼓を使っているけど,ほんとに振動は見られるの?」
「糸電話は,どう扱えばいいの?」
など,実際にやってみると,まだまだ分からないところが見えてきます。
本実践では,子どもたちは,「どうする」「どうして」「どうなる」という3つの疑問を行ったり来たりしながら,音の性質を捉えていきます。
糸電話を作成し,どうすればよく聞こえるかをさぐっていくと,子どもたちは,「どうしてよく聞こえるのだろう」と音が伝わる仕組みに目を向け始めます。
初等教育研究会では,数種類の糸を使って音を聞き比べます。よく聞こえる糸には,どんな「ひみつ」があるのか,聞こえない糸を聞こえるようにするには,どうすればいいのかを考えていきます。
子どもは,様々な方法で音を確かめようとし,よく聞こえる糸と,聞こえない糸を比較して,音が伝わる仕組みを見いだしていきます。
初等教育研究会では,たくさんの皆様からご意見をいただき,来年度から始まる「音の性質」の授業を,より確かなものにしていきたいと思います。