子どもが考える対策

2020.05.12

臨時休業中の分散登校が始まりました。

先日,ズームでの朝の会で「来週から登校が始まるよ!」と伝えたときの子どもたちの表情は忘れることができません。

目をまんまるにして,大きく開けた口を手で押さえ2〜3秒のフリーズ,,,その後,大歓声が起こりました。休校中いろいろな思いを我慢して頑張って過ごしていたことが,こんな場面からも伝わってきました。

さて,子どもたちが登校するとなると,学校側は感染拡大防止のための対策を様々準備すると思います。

しかし,その一つ一つの取組の意味を子どもたちは本当に理解できているのでしょうか。

「なぜ今までできていた遊びができないの?」

「何で半分ずつしか登校できないの?」

大人が子どものために行っている取組も,子どもからすると「押し付けられている」「制限されている」と感じてしまっては残念ですね。

私は,大人が真剣に考えているこの課題を,大人だけでなく子ども自身が考えるようにすることを提案します。今目の前にある課題は,子どもにとっても切実の課題であり,決まった取組の結果,行動を変容させなければいけないのは子ども自身だからです。

今回は,「教室の環境づくり」についてです。

「原則は確認して,方法は子どもが考える」ということを基本とします。

そこで,はじめに原則「身体的な距離を確保が必要なこと」を確認します。


すると子どもは,買い物場面やニュースで聞いたことなどの経験を持ち出します。

図にかいて考えるよう指示を出します。

※人数や教室の広さはそれぞれの状況に応じて決めてください。私の学校は8m×8mの教室に18人ずつの分散登校でしたのでそのまま扱いました。この条件が偶然にも算数の力の発揮につながっていきます。

うまく並べたいという理想と並べられないという現実にさを感じたとき,子どもは課題を明確にします。

解決できたと思っている子どもたち。でも実際にやらせてみると,これがうまくいきません。

活動の中で出てくる一人一人の困ったことを共有することで,対話的に解決のアイディアを生み出していきます。全員の机が教室に並んだ時には,拍手が起こり一体感が高まりました。

「この距離(2m)は教室にいるときだけじゃなくて,いつでも大切にしなきゃいけないね」

「これでは,クラス全員がみんな登校してきたら,教室に入ることができない。だから,半分ずつ交互に投稿するんだね」

と,活動後の子どもの声から,取組の意味を実感したことが伝わってきました。

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