子どもの心に目を向けよう

2020.05.08

「学びを止めるな」のスローガンのもと,それぞれの場所で懸命な取組が行われています。そのことは大いに共感できるところですが,ややもすると教師の都合が優先されていないかと危惧しています。自戒の念を込めて。

「遠隔授業どうすれば?」「授業時数を確保するには?」

「指導内容をどうやって終わらせる?」  など

私たちが懸命に考えていることは,子どもより教師の願いや都合を優先していないでしょうか。

「子どもは遠隔授業で考えようとしているか?」

「子どもは教師や友達との関わりを実感できているか?」

「子どもはその学習に必要感を持っているか?」

「子どもは今何を求めているのだろう・・・」と子どもの心に目を向けるからこそ,私たちの考えるべきことが見えてくるのだと信じています。

子どもは人との関係の中で学びます。そして人とのつながりを求めています。だからこそ,子どもが他者との関わりの中で知を創っていく学習や活動を考えていきたいと思います。

つながりにくい今だからこそ,つながる方法を諦めずに追究したいのです。

今回は,在宅中にご家族の協力を得ながら,つながり,学びを生む活動「大きな数カードゲーム」を紹介します。

ここまで提示し,子どもに活動の時間をとります。

ご家族の協力のもと,関わりながら活動を複数回行います。

活動の様子は動画で記録し,振り返りを書いたのち,ロイロノートで提出します。

動画で一人一人の活動の様子を見とることができます。

ここまでが大まかな学習の流れです。

これ以降は,参考資料として,この活動に子どもや保護者がどのように参加しどのようなことを感じたのか,写真やコメントをご紹介します。

どのご家庭からも,前向きにご協力いただき,本当に感謝しています。

 このように活動の様子が伝わり,こういう時だからこそ,これまで以上に学校と家庭,地域が協力していくことが大切だと感じました。そして,一人一人の子どもの心に目を向け,子どもの心とつながる学びを実現していきたいと,改めて思いました。

臨時休業中の学びをどのように進めるか,悩みながら進めています。

ご意見,ご質問,ご感想等,頂けたら幸いです。

mail:shida@fusho.ngt.niigata-u.ac.jp

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