指定研究授業「キャッチフロアボール」

2019.08.02

2年生ゲーム領域のボールゲームで「ネット型につながるゲーム」を考案し,実践しました

 本単元のキャッチフロアボールは,ネット型の攻守一体型に分類され,学習指導要領の第1学年及び第2学年の内容「E ゲーム ア ボールゲーム」を受けて考案したゲームです。このゲームを考案した価値については次の3点であると考えます。
一点目は,ルールが分かり易い攻守一体型である点です。守備の動きは,相手が転がしてきたボールをキャッチして止める,攻撃の動きは,ボールを転がして相手コートの向こう側(ゴールエリア)にいる仲間にパスを通せば得点という単純な動きで構成されています。そのため,低学年の子どもでも容易にルールを理解し,夢中になってゲームに取り組むことができるのです。
 二点目は,低学年段階でもネット型の攻撃に関する戦術的課題とその解決策を学習することができる点です。例えばバレーボールのようなネット型を代表する運動は,「攻撃側は相手のいないスペースをねらってボールを送り込み,守備側はそのボールが床に落ちないようにレシーブを試みようとする」という運動特性があります。このような駆け引きがネット型の面白さですが,キャッチフロアボールは相手コートから転がってくるボールを一度捕球し,相手や仲間の位置を確認してからスペースに向かってアタックするため,特性が捉えられることを担保しながら,低学年でも戦術的課題とその解決策を考えやすい運動となっています。
 三点目は,新しい指導内容として「ネット型ゲーム」に取り組むことに価値があるからです。「ネット型ゲーム」は,現行の学習指導要領にはトスやアタック等の技能的な課題の解決が容易ではなかったために低学年のゲーム領域に明示されていませんでした。しかし,今回の改訂では「攻めと守りが分かれたコートで,相手コートにボールを投げ入れる簡単な規則で行われる易しいゲーム(ネット型ゲームに発展)(中略)などをすること」とはっきりと示されました。つまり,中学年以降のボールゲームの系統的な学習指導を考慮したとき,低学年から取り組むことに価値が見いだされたのです。
 以上の三点から本単元のキャッチフロアボールで低学年に必要な投げる(転がす)・捕るの基礎技能の獲得と得点をするための戦術的課題を解決した姿を目指す子どもの姿として授業を構成し,実践しました。詳細は研究計画,指導案をご覧ください。

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