本質的な目標を意識する

2021.09.03

4学年 L字図形(複合図形)の面積の実践です。

先日のGATA-KEN25で話題少し触れ,問い合わせがあったのでご紹介します。

私は,より本質的な目標を見据えて指導することが大切だと思います。

そのために,目標を三段階で捉えるようにしています。

面積で言えば,内容は面積を求められるということより,「単位のいくつ分」や「図形の構成要素」であること。

そして,算数は「これまでの学習と今の学習の同じを考える(統合的に考える)」という頭の働かせ方をする教科だということを大切にしたいと考えます。

そう考えると一般的な展開の「縦に分ける」「横に分ける」「全体から引く」→「どの方法でも面積を求められる」では本質的な目標が匂ってきません。
そこで,次のように展開します。

①長方形は2本の辺(縦,横)で求められる。

 →L字は2本じゃ求められない!

②じゃあL字はどこの辺が分かれば?   

 →いろんなパターンがあるけど,全て4本だ(色画用紙で分解提示)

③なぜ4本なんだろう?         

   →どれも長方形2つ分の面積を求めているからだ  ☆図形の構成要素

④じゃあ穴あき図形も4本で求められる?   

  →求められる!あれ?同じだ!!

⑤何が同じ?                →面積,式,,,求めている長方形2つが同じ!! ☆統合的な考察

⑥全然違う図形だと思っていたけど,同じ長方形2つで作られているんだ。だっタラ・・・

このような展開だと,図形の構成要素,統合的な考察がねらえる授業になるかなあと

こうして子供は,全く別々だと思っていた形が,2つの長方形を用いて作られている構造は同じだということに気付かせることができました。

ご質問,ご意見はこちらまで→shida@fusho.ngt.niigata-u.ac.jp

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