稲作単元⑥~スマート農業の夜明け②~

2019.08.22

指定研究授業の概要をお伝えします。

「平成27年から1年しかたっていないのに,なぜ水回りの回数がこんなに減ったのか」

前時までに,日本や新潟市の農業の問題点や課題を捉えた子どもたちに,水回り(田んぼの見回り)の省力化を実現した事実をデータとして示しました。

すると子どもたちは,

「えー!?」「どうして…⁉」

と驚いたり,疑問をもったりしました。

そしてできた学習問題。

みなさんなら,どのような予想をしますか?

次に予想を問うと,6つの予想が出てきました。

「どの予想が合っているんだろう⁇」と考え始めている子どもに,上記の「資質・能力」を発揮させるために,次のように働き掛けました。

予想を絞り込むための議論の場を設定し,再度自分が支持する予想を問う

子どもはたちは,どの予想が確からしいかを述べ合ったり,論じ合ったりします。

「⑥(天候の影響)に反対で,梅雨に雨が増えると言ったけれど,雨が増えたらその影響でもっと田んぼを見に行かなくてはいけないから,⑥には反対です」

「②(田んぼを見に行かなくてもよくなった)については,耕作放棄地が増えているから捨てられているという浦山さんの意見にも納得できるけれど,本当に農家としてやっていくのだったら,もっと田んぼを大事にすると思うから②には反対です」

「ぼくは意見が変わって②と⑥がなくなって,③と④になりました。⑥と②を消した理由は,友達の意見とぼくの意見を比べたからです。気候の影響(⑥)では,友達の意見の方が合っていると思い,なくなりました。②も農家さんは簡単に田んぼを捨てないかなあとそう思ったから,友達の意見に賛成して②もなくなりました」

考えたことや選択・判断したことを説明したり,それら基に議論したりする力

を発揮し,どの予想が合っているのかを検討した子どもたち。

この後,学習計画を立てて明確な見通しをもつことができました。

詳細は,指導案等をご覧ください!

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