複式算数で大切にしていること

2021.10.05

しかし,複式でわたりの直間指導を行っていると,たくさんの困難な場面に直面します。

・一方の学年の指導に夢中になっていると,もう一方の学年がどんどん進んでしまう。そして,必ず行いたい発問のタイミングを逃してしまう。

・一方の学年を直接指導をしていると,もう一方の学年で何を議論しているかを教師が把握できなくなる。

・間接指導を行っている学年の話し合いの論点が定まらず這い回ってしまう。

そこで,私が大切にしていることは,「間間指導」と呼ばれる指導法です。
間間指導とは,どちらの学年にも入らず,2つの学年の間に立って全体を把握している状態ことです。

直接指導に入る前に,両学年の子供がそれぞれ何を考えていて,どのような対話を行っているかをじっくりと見取ってから,どのタイミングで何を言って教師が介入しようかと作戦を立てます。

この間間指導があるからこそ,効果的に直間指導を行えると私は考えています。授業の実際を,7月に行われた複式研究会の授業動画スライドで紹介します。

複式学級の算数は,このような土台の上に成り立っています。 間間指導をしながらも,難しさを感じる場面は多々あります。試行錯誤の毎日です。

入学して半年の1年生,複式2年目の2年生の子供たちは,算数の学習を通して,日々成長しています。初等研AutumnとWinterでは,教師の授業改善だけでなく,子供たちの成長にも注目して,授業動画をご視聴ください。

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