違いを明らかにする

2020.06.02

算数の授業で何を大切にするか?

算数を知れば知るほど,たくさんの大切にすべきことがあり,一言で表現するのは難しいことです。

今回は日々の授業を通して感じる子どもの姿を視点に,算数で大切にすべきことを紹介します。算数・数学の視点から見られるとずれていることがあるかもしれませんが,思い切って提案することで,ご意見をたくさんいただきたいという思いからの提案です。

日々の授業を通して感じるのは,子どもは(いや人は)「同じと見たい」「同じでいたい」と感じやすいということです。

○様々な教室から聞こえてくる「同じでーす」の揃った声。

○同じ発表や講演を聞いている人は,全員が同じように理解したと思ってしまう考え。

○何かを考えるとき,みんなも同じように感じていて欲しいなあという思い。

様々なところで,「同じ」という幻想を抱いているのではないでしょうか。でも,現実はそんなことはありません。

○答えは同じでも,方法や考え方は異なります。

○同じ説明を聞いても,聞き取れている内容やそこから感じることは異なります。

○考えの基となる経験やその関連付け方は異なります。

いや,違っていることが自然なのです。

算数で大切にしたい,数学的な考え方,例えば帰納,類推,演繹的な考え方,統合的・発展的な考え方等,基本は“同じと見る”ことを求めています。

でも,教師が同じと見ることを急ぎすぎるあまり,子どもが大事な考え方を働かせることができない失敗を何度も経験してきました。

理由は,子ども自身が違いを明らかにできていないことです。

「違い」が明確になるから「同じ」に目が向き始める。

こんな思いで,行った実践4年生「1けたでわるわり算」を紹介します。

詳細は,近日中に開催するGATA-KEN onlineでもお話しします。

ご意見,ご質問,お問い合わせは,メールでお願いします。

shida@fusho.ngt.niigata-u.ac.jp

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