附属アートミュージアム① ~1年生立体作品~

2019.12.04

☆ボックスアート「いっちゃん・あいちゃんドリームハウス」☆

 当校では,「附属アートミュージアム」という図画工作の平面作品と立体作品を展示したり,異学年でのグループで造形活動をしたりする学校行事があります。


  下の写真は,当校の1年生が生活科の学習で飼育しているモルモットの左「いっちゃん」と右「あいちゃん」です。

 1年生の立体作品は,生活科の生きもの学習で飼育している大好きなモルモットと住むお家をお菓子の箱とデザイン造形紙でつくりました。子どもは,生活科の学習でモルモットの「いっちゃん」と「あいちゃん」をよく観察し,それぞれのモルモットの性格や餌の好みなどを熟知していました。

 大切に飼育してきた「いっちゃん」と「あいちゃん」のことを考えて,一緒に住むお家をつくることにしましたが…

 子どもの中では,目の前のモルモットの「いっちゃん」と「あいちゃん」と「箱」と「お家づくり」とがつながらず,イメージがもてていない状態でした。ですから当然,何をつくろうかなどといった発想・構想を働かせる状態ではなかったのです。

「いっちゃん」「あいちゃん」をつくろう!!

 まずは,「いっちゃん」と「あいちゃん」をつくらせました。デンプンのりを液状にしたものと新聞紙と習字紙でつくりました。新聞紙を10㎝ぐらいの卵の形に丸めて,マスキングテープで固定しました。液状ののりにたっぷり浸した習字紙を1枚1枚丁寧に貼っていきました。

 少しずつ「いっちゃん」と「あいちゃん」が形になっていくことに,子どもたちは,わくわくしながらつくっていきました。のりが完全に乾いてから,オイルパステルで毛の色を着色したり,デザイン造形紙で耳を付けたりしました。

 かわいい「いっちゃん」と「あいちゃん」の仕上がりに子どもは,大満足。「早くお家もつくりたい!!」と口々に言い出しました。「いっちゃん」と「あいちゃん」と「箱」と「お家づくり」がつながった瞬間です。下の写真は,子どもがつくった「いっちゃん」と「あいちゃん」です。

こんなお家をつくりたい!!

 「いっちゃん」と「あいちゃん」ができたので,いよいよお家づくりです。

 箱の中に(お家に)どんなものをつくりたいか子どもの中では,ほぼ決まっていました。一緒に住むお家ですから,飼育小屋ではありません。でも,どんなふうにつくったらいいのか分かりません。学年の子どもを集めて,子どもがつくりたいと思うものを想定し,実際にいくつかつくって見せることにしました。私がつくって見せている途中で「あっ!?わかった」とつくり方に気が付く子どもたち。「続きをやって見せて」と前に出てやってもらいました。

 こうやって,つくり方に見通しをもった子どもは,箱の中に階段や滑り台,椅子やテーブルなどをデザイン造形紙でつくったり,紙粘土で「いっちゃん」と「あいちゃん」の大好物の食べ物をつくったりしました。下の写真は,子どもがつくった作品です。

 それぞれ楽しい「ドリームハウス」ができました。

 子どもは,モルモットの「いっちゃん」と「あいちゃん」をつくったことで,イメージをもち,子どもにつくりたいという思いをもたせることができました。子ども達は,箱から自分のつくった「いっちゃん」と「あいちゃん」を出しては,また入れるを繰り返しながら,発想・構想を更新して,材料を工夫し,上の写真のようなお家をつくっていきました。

 附属アートミュージアムでは,それぞれの思いがつまった楽しいお家を展示することができました。

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