4年小数③ 〜解決〜

2019.09.23

うまく解決できると思っていた方法を見直す必要性に気付いた子どもたち。

「じゃあ,どうやったら解決できそう?」などと投げかけるのが一般的かもしれません。

しかし,そうするとこれまでの考え方が役立てられず,全く別の考え方を考え始めなければならないと子どもは受け止めてしまいます。

私は,間違っていた考え方を基に,修正点を明らかにしながら次の解決方法を考える力を育てたいと思っています。

それこそ,答えのない問題に対して自分なりの答えを導いていくときに必要な力であり,これからの社会で役立つ力だと思うからです。

そこで,私は「どの条件だったら修正できそうか」と問います。

子どもたちにとって,いきなり「18分は0.18時間」を修正することは難しいことです。

ですが,「30分は0.3時間」や「6分は0.06時間」のような考えは,修正しやすいと考えます。

修正は,いきなりゴールにたどりつかなくても,まず解決の一歩目を踏み出せることを大切にしたいものです。

だからこそ,その条件を見出すことを子ども自身に委ねたいと思います。

60分の半分が30分。だから1時間も半分にすると0.5時間。だから,「30分は0.5時間」。

これが共有されると,「だったら,6分も分かる」「だったら15分も分かる」と自分たちで考える対象を広げていきます。

まさに子どもが深い学びを実現させています。

「同じように考えると,60分を1/10すると6分,1時間を1/10すると0.1時間。だから6分は0.1時間」

ここで,1/10が0.1という小数の意味が確認され,活用されました。

資質・能力として獲得させたい知識・技能は,覚えておけば良いのではなく,このように「生きて働く」知識・技能です。

こうして,最後は,「6分が0.1時間」であることを基に,「18分が0.3時間」であることを導いたのです。

解釈と修正をキーワードに,小数の意味理解を深める授業。

ご意見,ご質問は,こちらまでお願いします。

shida@fusho.ngt.niigata-u.ac.jp

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