「もしもえほん」初等研Winter授業解説その1

2022.01.29

授業動画の公開が始まりました。

初等研Winterの改善点を説明します。

主な改善点は上記の2つです。

今回は【1.ストーリーについて】の解説です。

まず,第1時では,題材の導入として2冊の本を読み聞かせ,自分の「えほんのこども」をつくりました。

第2時では,参考作品を提示し,子供を題材の世界へとさらに引き込んでいきます。

【改善点1】 ストーリーについて

子供が思考するとき,何らかの条件が必要です。子供は,その条件に対して「どうしよう」と徐々に焦点化して考えていきます。

Autumnの実践では,「ガッチャンコマシーンでふしぎなのりものをつくろう」という共通の課題のもと,生き物と教室の中の物を足して,不思議な乗り物をつくるという条件を提示していました。

子供が考えることは,①生き物を何にするか,②教室の中の物を何にするか,そして③どのように組み合わせるかとなります。さらに,④どんな特徴があるか,⑤どんな旅になるのかなどのストーリーが加わっていくという仕組みでした。

今回のWinterの実践では,参考作品を提示し子供と一緒に「えほんのこどもがはなす,ありえない「もしも」のはなしをつくろう」という共通の課題を設定しました。

まずは,「もしも○○だったら」という○○に当てはまることから考えます。この「もしも○○だったら」というテーマがそのまま考える条件となります。

そして,○○だったら「どうなるんだろう」と,自分で設定したことに対してさらに考えるというのが焦点化した課題になります。

Winterの課題はシンプルですが,教師から与えられた条件ではなく,自ら課題を設定し,自らその課題を追究していく姿を求めました。

子供が,自らの課題を追究し,どのようなストーリーをつくりだすのか,ぜひ,授業動画をご覧ください。

指導案はコチラから → Winter指導案(横山).pdf (fuzoku-niigata.jp)

【お申込みはコチラから】附属新潟小学校初等教育研究会 | 新潟大学附属新潟小学校初等教育研究会 (fuzoku-niigata.jp)

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