「比較」と「対話」で発揮する想像力2

2020.06.05

前回までの更新記事(第4学年 物語教材「一つの花」)

①物語教材「一つの花」教材分析の視点

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②「一つの花」実践編 「比較」と「対話」で発揮する想像力(2次−1)

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今回のご紹介する授業は,以下の教材分析を直接的に受けた,資質・能力を育成する核となる授業です。

2次 学習場面②「10年後のゆみ子の気持ちを想像する」

前回ご紹介した学習場面①と同様に,資質・能力を育成するためには子ども同士の関わりが必要であると判断したため,全体の対話活動を取り入れて授業を進めました。

今回,次のようにして単元を構想しました。

① 教材分析

② ターゲットとする資質・能力の設定

③資質・能力を育成する核となる授業の構想(今回ご紹介した授業)

④ 単元全体の構想

物語教材の単元を構想するときに,まず「単元のゴール」を設定することを大切にされている方は多いと思います。

学習に必要感をもたせるために,「単元のゴール」を設定することは大切です。

しかし,指導する教師の方が「単元のゴール」に気を取られすぎると,「この単元でどのような資質・能力を育成するか」という意識が薄れてしまうことがあります。

単元のゴールベイスではなく,資質・能力ベイスで授業や単元を構想することが,大切なのではないでしょうか?

次回の更新では,3次「物語のメッセージを解釈する」学習場面(宿題)をご紹介します。

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nakano@fusho.ngt.niigata-u.ac.jp

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