授業改善に向けて -初等研Autumn協議会より-

2021.11.12

 先日,初等教育研究会Autumn協議会が行われました。紅葉日和,晴天の休日にもかかわらず,県内・県外から多くの皆様に参加していただき,大変感謝しております。ありがとうございました。

 協議会当日に提示した発表資料や,協議会の様子をお伝えしたいと思います。

 このように,本実践の概要と,抽出ペアの学びの姿を説明しました。

 その後,2つの協議題を軸に協議を行いました。協議題①は,「モデル動画と構成カードを段階的に提示して内容を検討したことは,子供たちが必要な事柄を選ぶ見通しをもつ上で有効に働いたか」。まず,協議会参加者の皆様から,Zoomの投票機能を使って評価をしていただきました。

 この働き掛けについては,概ね肯定的な評価をしていただきました。以下,協議で話題になった「授業の課題点」や「授業改善に向けた視点」をお伝えします。

 次に,協議題②「抽出ペアの姿に『探索的な対話』は見られたか。また,『中核的な内容』に向かっていたか」についてです。投票機能によるアンケートの結果は,以下のようになりました。

 「中核的な内容」に向かっていたという肯定的な評価が多い中,「探索的な対話」にはならなかったのではないかという意見もいただきました。以下,課題や授業改善に向けての視点です。

 また,協議会の中では,「年間を通してどのように『話す・聞く』資質・能力を育てていくのか」ということも話題に挙がりました。私は,以下のように単元のつながりを考えながら,年間の指導計画を構想しています。

 ここで大切なのは,各単元の入口を,「前回の単元で撮影した自分の発表動画を見返すことからスタートする」ということです。これまでの学習で「どんなことができたのか」また,「どんなことが足りないのか」を振り返ることからスタートするということです。そして,各単元だけではなく,これまでの学びを振り返りながら,スパイラルに資質・能力の育成を行っていきます。

 協議会では,たくさんのご意見をいただき,大変勉強になりました。初等研Winterに向けての授業改善の視点として大切だと考えていることは,以下の点になります。

 協議会でいただいたご意見をもとに,授業をしっかりと見つめ直し,授業改善に生かしていきたいと思います。

 2月の初等研Winterでは,今回よりも何倍も素晴らしい子供たちの姿をお見せできるように頑張りたいと思います!よろしくお願いします。

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