初等教育研究会Autumnに向けて –おいでよ!合体おもちゃパーク–

2021.11.22

今年度の初等教育研究会で実践した研究の内容や,単元の流れをご紹介します。

  

 

生活科での究極的な児童の姿「自立し生活を豊かにしていくこと」。

私が生活科で最も大切にしていきたいことです。私はこの生活科の本質を,上記のように解釈し研究を進めています。

   

しかし,従来指導では上のような課題がありました。

活動に没頭すること,目の前の具体物に興味を示すことは自然な姿ではありますが,そこに留まってしまっては,学びが深まっていきません。

 

そこで私は,「個別の追究活動に課題をもち,気付きと目的とをつなげて活動をよりよくする子供」を目指す子供としました。

 

その子供の姿を具現するために,働き掛けを講じて実践を行いました。本時でどのような働き掛けを講じたのかは,現在公開中のの授業ビデオでご覧ください。

  

  

第1次・第2次では,車のおもちゃの面白さを追究していきました。

おもちゃ作りをしていたと思ったら,自然とルールのある遊びにも変わっていき,友だちと協働しながら,より面白く,自分たちが楽しめる遊びへとレベルアップさせていきました。

自分たちの遊びに大満足した子供は,昨年度自分たちが招待してもらった経験から,「1年生に楽しく遊んでもらいたい」と強い思いをもちました。

その次の時間には,1年生が楽しく遊ぶってどういう姿?ということを,自分と重ねて考えていきました。

  

子供は,いきなり招待するのではなく,招待状を渡したり車の使い方を説明したりする,「しょうかいする会」(PR活動)をすることに決め,取り組んでいきました。

このときに,1年生に「どんなことが楽しみか」「どんなおもちゃで遊んでみたいか」といったアンケートに答えてもらっています。

本時では,このアンケートや1年生の感想コメントが「個別の資料」となり,各班に配付しました。

本時の子供がどのような姿になったのか,目指す子供の姿はあったのか,是非たくさんのお声を聴かせてください。

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