個人研究

図画工作科: 若月 良允

図画工作科: 若月 良允

附属新潟小学校3年目、若月 良允(わかつき よしまさ)です。

研究教科は図画工作科です。今年度は3年生を担任します。

子供たちの周りには、意識しなければ見過ごしてしまうような色や形、おもしろいモノがあふれています。図画工作科は、こうした身近な出来事やモノの中に潜む美しさに気付く「感性」を育む教科です。

図工の時間は、子供たちが「どの材料を使おうか」「どう表そうか」と、常に自分で選びながら学習を進める場です。私は、対象を感じ取り、そこから自分なりの新しい意味を見つけ出していくプロセスを大切にしています。

形や色を通して自分の発見を「目に見える形」に表す。こうした経験を積み重ねることで、将来、大人になっても生活や社会の中にある美しさを楽しみ、豊かに関わっていける力を育てたいと考えています。

大人が決めた「正解」を当てるのではなく、自分の感覚や思いを素直に表現したり、「こうしたらどうなるかな?」と試行錯誤しながら、自分にしかできない表現をつくりだす姿を目指します。

研究キーワード:「色や形で見つめる」「可視化」「自分で選ぶこと」「身の回りのモノや出来事」「生活や社会との関わり」

 

メール:wakatsuki@fusho.ngt.niigata-u.ac.jp

図工 低3風と友達になろうプロジェクト

2026.01.08

いろ いろ 自然の色探検隊

2025.09.12

図画工作科 2年 鏡の世界をのぞいてみたら

2024.08.21

 7月に行った授業では、子供たちの身の周りにある「鏡」を主な材料に選びました。見たり触ったりするなど、五感を使った体験を通じて鏡の特徴を再発見させ、そこからイメージを膨らませて立体作品をつくります。実践の内容について紹介します。

はじめに

 低学年の子供にとって、鏡は毎日目にする身近なものです。しかし、鏡を図画工作科の材料として意識することはあまりありません。そこで、まず子供たちと「鏡」の出合い場を考えていきます。本実践では、子供が「つくりたい」という気持ちをもてるように、鏡をテーマにした絵本の読み聞かせを行い、題材と出合う場の設定をしました。

 読み聞かせに使った絵本は、AIを活用して自作しています。今回、絵本を作成するために使用したAIは以下の通りです。
・ChatGPT(シナリオの作成)
・Canva(イラストの作成)
では、どのように絵本を作成したか、シナリオの部分について簡単に紹介します。

この画像(絵の部分)は、ぼかしを入れてあります。

このようにして作成した物語を子供に読み聞かせました。読み聞かせが終わった後、子供に題材のテーマを伝え、「どんな世界をつくりたいですか。」と問いました。子供が表出したイメージ言語化させ、教師がまとめます。

子供は、お話から鏡の世界についてイメージを膨らませました。

子供は鏡の中を体感して、以下のような特徴に気付きました。

□ 「鏡を組み合わせると、分身しているように見える。」
□ 「万華鏡みたいに見えた。」
□ 「筒状の鏡を使うと、(像が)細くなって見えた。」
□ 「鏡の上に物を置くと、真逆になっている。」

鏡の特徴を体感し、子供たちは「つくりたい」という思いが膨らみます。
ここからが表現のスタートです!

子供たちは、手を動かしてつくり、考えながら自分の思いに合った表現をつくり出していきます。以下は、子供の作品と振り返りの一部を紹介します。

子供は、最初に浮かんだイメージをそのまま表現するのではなく、活動を通じて思いを変化させながら作品を創り出していきました。今後も、子供の思いを見取りつつ、指導を進めていきたいと思います。

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