個人研究

音楽科: 米山 陽子

音楽科: 米山 陽子

米山 陽子(よねやま ようこ)と申します。
附属新潟小学校2年目です。研究教科は音楽です。
正解のない課題に向かって試行錯誤する中で,仲間と対話を深め,新たな表現に価値を見い出すことのできるような音楽の授業を目指します。今年度も附属小学校の素敵な子どもたちと一緒に勉強していきます。
多くの皆様から,御批正をいただければ幸いです。
どうぞよろしくおねがいします。

メール:yoneyama@fusho.ngt.niigata-u.ac.jp

(お気軽に,ご意見・ご感想をお寄せください。)

初等教育研究会にご参会くださり,ありがとうございました

2021.02.14

初等教育研究会が終わりました。

動画をご覧になった皆様,協議会に参加してくださった皆様から,たくさんのメールをいただきました。

伝統音楽の授業デザインについて,子供たちの様子から見取ったことなど,様々な視点から感想をいただき,これからの研究に生かしていきたいと考えています。ありがとうございました。

この2年間,我が国や地域に伝わる伝統音楽についての研究を深めてきました。

伝統音楽には,子供たちの中に眠る何かを引き出す力があります。

これからの未来を生きる子供たち。

音楽に限らず,伝統を大切にしながらも,多様性の中で対話を重ね,自らの手で新たな価値を創造できるような大人になってほしいと心から願っています。

音楽科で,そのような力を子供に育むためには,日々の授業の中での対話を生む状況の設定や,教師が子供たちの多様な表現をどう見取るのかに鍵があると感じています。

繰り出される即興的な表現の中で,子供たちの多様な表現を見取り価値付けるためには,教師自身の音楽の見方を広げていくことも大切です。

これからも子供たちとともに,日々音楽を楽しみながら,研究を深めていきたいと思います。

いつか皆様にお会いできる日を楽しみにしております。

ありがとうございました。

3年 音楽科 箏の調べでつながろう -「さくら さくら」で七変化-

2021.01.17

 初等教育研究会が近づいてきました。多くの皆様に申込みをいただき,感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。

 コロナ禍において,音楽科の学習形態は大きく様変わりしました。

歌唱におけるマスクの着用,身体接触を控える,グループ活動は短時間で行う・・・など音楽科としての学びが成立するのか不安な日々でした。

 そんな中でも思い出すのは,分散登校中の子供たちのことです。久しぶりに友達と会えた喜びを,身体いっぱいに表現する子供たち。今まで当たり前だった「みんなで学ぶ」ことが,どれほど私たちにとって大切な時間で,価値のあることなのかに気付く瞬間でした。

 今年度の授業は「音や音楽でつながる」をテーマに進めてきました。

これは新しいことではなく,今までの授業でも大切にしてきたこと,つまり発想を変えれば新しい形で音楽科としての学びを深めることができると考えて実践してきたものです。

 今年度の初等教育研究会は,オンライン開催となりました。今までお会いできなかった全国の皆様と,これからの音楽科について考えることができたら幸いです。お待ちしております!

地域の音楽でつながろう Ⅱ

2020.12.12

 前回の実践の続きです。コロナウィルス感染症対策により延期していた生演奏の鑑賞を行うことができました。子供たちは様々な感覚をつかって樽砧を鑑賞し,郷土の音楽に憧れをもちました。取りわけ,樽砧のリズムと一体になった振り付けに目を奪われる子供たち。8つの叩き方(合わせ打ち・流し打ち・蛙打ち 他)にはそれぞれに意味があることを学び,自分たちの演奏にも取り入れたいと考えました。

 以下は,振り付けを分析し再経験する過程で,どのようにタブレット端末を活用したのかについてまとめたものです。

そして,初等教育研究会では箏を使った学習を行います。

地域の音楽でつながろう Ⅰ

2020.12.12

 音楽科は生活や社会の中の音や音楽と豊かに関わる力を育む教科です。この力を育むために,学習においては音楽を形づくっている要素(以下:要素)を聴き取り,そのよさを感じ取り,思考・判断・表現する一連の過程を大切にしています。また,音楽に対する感性を働かせ,他者と協働しながら音楽表現を生み出したり,音楽を聴いてそのよさや価値を考えたりしていくことなどについては,更なる充実が求められているところです。客観的な理由や根拠を基に友達と交流し,鑑賞や音楽表現を深めていく過程にこそ音楽科の学習としての意味があると考えます。

 そこで私は,鑑賞から要素とその働きとを見いだし,思いに合う表現を更新する子供を目指します。「鑑賞から要素とその働きとを見いだし」とは,音楽を特徴付ける要素を聴き取り,そのよさを感じ取ることです。「思いに合う表現を更新する子供」とは,鑑賞から聴き取った要素の働きを基に,他者と異なる感じ方や考え方を互いに交流させ,表現したい音楽と演奏とを行きつ戻りつしながら表現を深める姿を指します。

 予測不能な未来を生きる子供たち。伝統を大切にしつつ,自ら感じとったことをもとに創造性を発揮しながら学びに向かえるよう実践を行いました。

 詳しい内容については,下記資料をご覧ください。

世界の踊りの音楽を窓に,地域に伝わる音楽を見直そう

2020.05.29

2年生の実践です。世界の踊りの音楽を鑑賞した後に,地域に伝わる踊りの音楽を家族にインタビューする課題を出しました。「炭坑節を踊っているんだって。福岡県の踊りなのに,どうして新潟でおどっているのかな」「イヤーやハイハイという掛け声が入っているんだって」「みんなでぐるぐる踊ると,とっても楽しいんだよ」と様々な反応がありました。様々な地域から通ってくる子どもたち。違いが新たな発見へとつながりました。

オンライン学習を生かして授業をしよう

2020.05.22

分散登校が始まり,家庭でのオンライン学習を生かした授業を組み立てようと考えました。

オンライン学習では,リコーダー演奏に苦手意識をもつ子どものために,ポイント動画を配信しました。旋律の反復や変化,リコーダーの運指について確認し,音源に合わせて教師が演奏したものです。

登校日には,友達とパートの役割について考え,楽器を選んで合奏を行いました。リコーダーの旋律に慣れ親しんでいたからこそ,他のパートが重なった響きや面白さを感じることができました。

想像をふくらませて~どうする?休校中の課題~

2020.05.08

 休校前にリズムボックスを使い,即興的にリズムをつくる学習をしました。拍に乗って様々なリズムを体験し,新しいものを生み出すことを楽しむための活動です。子どもたちはリズムを反復したり自由なリズムを生み出したり,またボディーパーカッションも飛び出す楽しい時間になりました。

 休校中は,リコーダー練習やプリントなどの課題が多くなりがちですが,子どもたちが想像力を働かせて学習できるような音楽科の課題を考えました。

休校中の課題をどうするか?

2020.04.25

再休校に入り,休校中の課題をどうするかについて話し合ったり準備に追われたりと慌ただしい日々が続いています。きっとご家庭においても,毎日の昼ご飯をどうするか,日々溜まってくるストレスを子供たちにどう発散させるか,持ち帰ってきた課題のサポートをどうすればよいかなど試行錯誤の日々だと思います。当校は,一人一台タブレットを所持しているので,休校中の健康観察や課題配信についてはタブレットを通じて行っています。
子供たちから課題の返信が届くと,休校中も時間割を見ながら自分で学習し,元気で過ごしているのだなと少しほっとします。
今回は,「子供とつながるオンライン学習支援」について考えます。

【自主学習に活用できるサイト・・・文部科学省HPより】
●「子供の学び応援サイト」
教師向け資料・動画・ワークシートなどにアクセスできます。
・NHK for school 音楽ブラボー(ポイントが絞られていて,歌唱・器楽・音楽づくりなどジャンルも豊富です)
・ヤマハデジタル音楽教材(ソプラノリコーダーの練習に活用できます。5月6日まで無料で利用することができます)

・教育芸術社の自宅学習支援コンテンツ(教科書で扱う参考曲の音楽データを聴くことができます)

・教育芸術社の音楽しらべ隊(様々な音楽や作曲家について調べることができます)

【4年生のオンライン学習支援例】

(事前準備) ヤマハデジタル音楽教材(ソプラノリコーダー編)をipadで体験し,学習カードを配布

      常時活動としてリズムリレーを体験

(課題のステップ 週2回の音楽授業として)

1時間目:デジタル音楽教材(ソプラノリコーダー編)から挑戦したい曲を選んで,演奏する。感想をタブレットで記入し,提出する。

2時間目:クラッピングのポイント動画を見る。クラッピングファンタジーの音楽データに 合わせて演奏する。

3時間目:ボディーパーカッションの参考動画を見る。8拍分のボディーパーカッションを考える。

4時間目:学習の振り返りをタブレットで記入し,録音した作品を提出する。

まだ手探りな部分もありますが,タブレット端末の向こうにいる子供の姿を想像しながら授業を組み立てることは,日々の授業と変わりません。家庭にいるからこそできること(ペットボトルで音楽をつくろう,家の中で音探しなど),子供が楽しみながら想像力を働かせるような音楽科の学習をこれからも考えていきます。

新学期を迎えて

2020.04.19

~音楽科の授業をどうするか~

附属新潟小学校にも,子どもたちの賑やかな声が戻ってきました。
新学期の音楽授業を始めるに当たり,新型コロナウィルスの感染を防ぐために気を付けることについて子どもたちと共通理解を図りたいと思い,スライドを見せながら話をしました。
きっと保護者の方の中にも,授業の様子について不安を抱いている方が大勢いらっしゃると思います。

3密を防ぐために床にラインを貼り付け,窓を開けています

○音楽の時間に気を付けること○
1.歌う時もマスクを付けます
2. 友達と前後の間隔をとって座ります
3. 共用楽器やリコーダー・鍵盤ハーモニカは当面使用しません
4. 授業が終わったら,手洗いうがいをします

3つめで,子どもたちの表情が曇ります。「何ができるの?」「歌うことだけしかできないの?」
そこで苦しい状況を逆手にとり,みんなで何ができそうかを考えました。
すると学級の歌を作りたい,共用楽器が使えないなら楽器をつくってみたい(打楽器),歌にダンスを付けて踊りたい,ボディーパーカッションなら自分が楽器になれる・・・等々,アイデアがたくさん生まれました。
子どもたちの発想は無限大だと感激しました。できることが狭まっていると感じていたのは,もしかしたら今までの音楽授業の枠にとらわれていた大人かもしれません。
未知の状況に立ち向かい,仲間と協働しながら創る「音楽の授業」についてこれからも考えていきます。

2月6日(木)7日(金)は初等教育研究会です。

2019.12.23

2月6日(木)7日(金)は初等教育研究会です。

初等教育研究会が迫ってきました。すでにお申し込みくださっている皆様,ありがとうございます。

低学年・中学年で「鑑賞から郷土の音楽の特徴を見いだし,表現に生かす授業づくり」を研究しています。「郷土の音楽の魅力が子どもに伝わりにくい・・・」「鑑賞の授業が一方通行になってしまう・・・」授業をしながらこんな悩みをずっと抱えてきました。皆さんは,いかがですか?

今年度初等研究会の授業テーマは「郷土の音楽を題材とした鑑賞と表現の関連付け」です。新潟に伝わる郷土の音楽の魅力を,子どもたちや参会者の皆さんと一緒に体感できたら素敵だなと思います。

 鑑賞して感想を書いて終わりの授業ではなく,鑑賞から気付いたよさを取り入れて,オリジナルの祭りばやしをつくる授業を目指します。樽太鼓や笛などの和楽器にもチャレンジします。

 題材「祭りばやしで心をつなごう」(3年生)の授業を行います。1日目は,ゲストティーチャーの生演奏から郷土の音楽の特徴を掴みます。2日目は,子どもたちが気付いたよさを生かして,グループごとに音楽づくりをします。皆様からたくさんのご意見・ご感想を伺い,勉強させていただきたいと思っております。

 多くの方のご参会をお待ちしております。よろしくお願いいたします。

このページのトップへ