個人研究

生活科: 大図 俊哉

生活科: 大図 俊哉

附属新潟小学校2年目 大図 俊哉(おおず としや)と申します。

研究教科は生活科です。今年度も2年生を担任します。

 

生活科の学びの基本は「具体的な活動や体験」です。
触れたり,作ったり,探したり,遊んだりする中で子どもは様々なことに気付きます。
その中では,壁にぶつかることもあります。失敗することも,友だちと意見が違うこともあります。

 

ですが,それはいけないことではありません。

 

そこで試行錯誤したり,対話の中で意見の折り合いを付けたりしていくことによって,みんなにとってよりよい方法や結果が生まれます。
私はこの過程が,質の高い気付きや子ども一人一人の成長につながっていくと考えています。

 

そしてそれは変化の激しい時代,多様性の時代において,なくてはならない学びとなります。

 

生活科だからこそできる子どもたちの学びを追究していきます。

 

今後,研究授業や日々の取組を更新していきます。
多くの皆様からご批正頂ければ幸いです。よろしくお願い致します。

 


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ozu@fusho.ngt.niigata-u.ac.jp

 
 

2年 生活科 遊びでなかよし大作戦

2021.01.12

いよいよ,初等教育研究会が近づいてきました。年明けから,公開する授業の単元に入りました。

今回からは,研究会までにどのように学習を進めてきたのかを公開していきます。

動画の公開や協議会までに,単元の流れを知っていた方が,分かりやすいと思いますのでぜひご覧ください。

 

そして協議会では多くの方からのご意見をお待ちしております。

 

身近にあるけど,目に見えないし,手でも触れない「空気」。子供はその空気を見える・使えるようにするには…と考えていきました。そしてその空気でできる遊びを考えていきました。

 

子供は道具を使えば,空気をためる・とばす・はこぶといったことができると気付いていきました。そして,何度も試しながら遊びをつくっていきました。

 

子供の振り返りです。空気を遊び道具として,使えるということに改めて気付いていきました。そして多くの子供が,「もっとおもしろい遊びをつくりたい」,「もっと色んな空気遊びをしたい」という思いをもっていきました。

 

こちらは,1〜2時の後に行った家庭学習です。一人一台iPadとロイロノートアプリを用いて,次に自分がやりたい空気遊びについて考え,家庭から提出しました。教師はこの提出状況を見ながら,道具や授業の構想の準備を進めることができました。

 

家庭で調べてきた遊びを自分たちでつくっていく活動です。活動の場や時間を十分に確保し,子供を遊びにどっぷりと浸からせました。子供は自分のやりたい遊びに没頭して道具を作っていきました。

教師側で,グループを分けたり,決めたりせずとも,子供たち同士で同じような遊びの小グループやペアができ,協働して進めていきました。

 

この子供は初め,一人でペットボトルと風船を使って空気砲を作っていました。ですが,その遊びに物足りなさを感じていました。

すると近くの男の子が近づいてきて,段ボールで土台のようなものを作り始めました。土台に割り箸をつけ,土台を左右にゆらす動作を付け加えました。

その理由を聞くと,「的が止まっているとすぐに倒れて面白くないから」「少し難しくした方がおもしろいから」と答えました。

自分の思いと似ている友達を見つけ,自然と関わり合い,遊びを発展させている姿でした。

 

 

3〜4時間目の子供の振り返りです。自分たちの思いを具現化していき,次にはこうしたいという思いがつながっています。みんなが完成したら「空気ランド」をつくりたいという思いの子供も現れました。今後が楽しみです。

 

 

ようこそ!202ピタゴラランド!

2020.12.27

2年生 自然や物を使った遊びの単元で授業を行いました。

遊びの単元では,子供は遊びに夢中になり,様々なことに気付いていきます。遊びに没頭し,本気になって遊びを創り出している姿は,とても子供らしく,素晴らしい姿です。

ですが,遊びに夢中になるあまり,自分たちの活動の目的や,活動の向かう方向を見失ってしまう場合も少なくありません。

自分たちの活動を,自分たちで振り返りながら,次への方向を見出していってほしい。そんな思いで授業を行いましたので,ご紹介します。詳しい内容は以下のファイルをご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

対面指導とオンラインのハイブリッド化 2年 「やさいはかせになろう」

2020.06.21

6月11日,中教審で「新しい時代の初等中等教育の在り方特別部会」が開かれました。

そこでは,「感染症が収束した『ポストコロナ』段階では 、教師が対面指導と家庭や地域社会と連携したオンライン教育を使いこなし、ハイブリッド化したかたちで協働的な学びを展開する姿」が提示されました。

体験や活動を学びの中心とする生活科においても, 様々な制限がある中で,このような新しい指導の方法を模索していかなければなりません。

以上を踏まえ,今回は,学校⇒家庭⇒学校のように,対面学習と家庭学習を結び付けた実践をご紹介します。

 

 

 
 
 

青い四角の中が,子どもたちが考えた対策です。「ふくろ」というのは,上から大きな袋をかぶせれば虫が入ってこないだろうという考えから出されたものです。「スプレー」は市販の虫よけスプレーを想定しての発言でした。

 

子どもらしい発想で,子どもたちなりに考えた対策ですが,この時点では科学的根拠や事実等の裏付けがありません。これから対策を考えていく上での,「仮説」であり「見通し」の段階です。もちろんこれも大切な活動の一つです。

 

 
 

附属新潟小学校では,1人1台,iPadを所有しているので,今回のようにアプリを活用して家庭学習ができます。ですが,もし設備が整っていなくても,プリントやノートに追究活動をまとめてくるといったようなことは充分に可能だと考えます。

 

 

 

 

 
 

この「まびき」について,調べてきた子どもはあまりいませんでした。「せっかくできた茎や葉っぱを切っちゃうのはもったいない」「かわいそうだ」という声も上がっていました。調べていない子どもたちにとっては驚きの事実です。

 
 
 

調べてきた事実を全体で共有すると,自然とかかわりや対話が生まれました。「自分が調べたのとはちょっと違う!」という部分があると言いたくなる子どもがいます。

 

安易に同調しない子どもが考えを出し始めるとき,対話は面白く発展していきます。

 

クラスの中で何となく出来上がっていた,「虫対策には「牛乳スプレー」をかければよい。」という考えに対して,「かけるだけじゃだめ」「かけっぱなしじゃ腐るなど,逆に悪い影響が出る」というのは,牛乳スプレーのデメリットの部分でもあります。子どもたちの落ち着いていた思考が,揺らぐ瞬間です。

 

第1回の「やさいかいぎ」で,市販の虫よけスプレーをかければよいと思っていた子どもも,第2回の「やさいかいぎ」を経て,「牛乳スプレー」の良さに気付くと同時に,「洗い流さないといけない」という新たな視点にも気付きました。

 

 
 

 
 


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新たな視点を獲得する観察学習   2年 「やさいはかせになろう」

2020.05.30

全国的にも,休校や分散登校が明け,学校再開が広がっています。

 

多くの学校で野菜の栽培の単元を行っていると思います。

育てる野菜を決め,育て方を学習し,植えたら観察を継続的に行っていく。多くの場合そんな流れになると思います。子どもが野菜に向き合い,気付いたことを記録していく観察の活動。子どもたちは興味津々に自分の野菜をよく見て観察しますが,ただやらせるだけではもったいない!

 

観察の際に大切になるのが「観察の視点」です。その野菜のどこに注目するのか,何に気をつけて見るのか,より詳しく調べるためには何に気付けばよいのか。

そんな「観察の視点」を教師から提示することは簡単ですが,それだと子どもたちは,大切なことを教師から与えられるのをいつも待つようになってしまうかもしれません。

 

観察の視点を自分で考えたり,友だちと共有したりすることによって,観察の新たな視点を自分たちで獲得していくことを目指して実践を行いました。

 

 

https://www.nhk.or.jp/seikatsu/obake/

リンク先 : NHK for School 「おばけのがっこうたんけんだん」大きくなってね わたしのやさい

(新しいタブでページが開きます)

 
 

共有の時間で,ある一人の子どもが「葉っぱと葉っぱの間に,すっごく小さな葉っぱがあって,それは大きい葉っぱとは少し違った」と発表しました。

それには他の子どもたちも驚きです。自分が気付いていなかった「ちゅうもくポイント」について,自分の野菜にも当てはまるのか「調べたい!」「もう1回見たい!」と1回目よりも興奮していました。

「葉っぱの間にある葉っぱ」の欄に並んでいるネームプレートの数が,子どもたちの「調べたい!」を物語っています。

 
 
 


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わくわく・ぐんぐん生活科自由研究 ~家庭でできる探究活動のすすめ~

2020.05.07


全国的に休校が続き,オンラインでの学びが注目されています。

ここでは,私が実践した生活科でのオンライン学習支援の取組をご紹介します。



 

 

 

 

 

 

低学年の生活科に留まらず,家庭での自主学習や長期休みの自由研究にもつながっていきます。

子どもの興味関心を最大限に引き出し,自主的に活動することが何よりも大切です。そのために,
「友だちの作品を見る,友だちに作品を見せる」ということが,有効であると考えます。

子どもたちの活動を共有するために,今回はロイロノートやZOOMを使用しましたが,分散登校などで子どもたちが会う機会があれば,通常通り教室で共有できます。

子どもたちが,いつもよりも時間がある今だからこそ,普段できないような探求的な学習に取り組ませてみてはいかがでしょうか。

 


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